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「夏の出来事 3」
【若奥さん 官能小説】

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2週間後-1

あれから2週間。
9月になった。
タクミとちづるは会っていない。

2日に1度ぐらいのペースでラインのやりとりをしている。

内容は他愛もない日常会話だ。
タクミは、学校が始まり学校とバイト先を往復する日々だ。

今日も夜、ラインでやりとりをしている。

【パートの面接?】

【うん。ずっと探してはいたの。】

ちづるは明日、パートの面接に行くらしい。
【へー。どこ受けるの?】

【駅の近くのバーミーっていう、ファミレス。】

【あそこか。そーなんだー。
受かったら、作ったりすんの?】

【ホールにした。作るの自信ないし(^_^;)】

【そっかー。頑張ってね。】

【ありがとう。ちょっと緊張するけど頑張る。】

タクミは、ちづるに会いたいと思っている。
だが、今のところ、ちづるに会う意思はないように見えた。

一方のちづるは、このラインのやりとりだけの日々に、ホッとしていた。
拘束の体験はちづるにとって刺激が強すぎた。
タクミの、ちづるに無理強いはさせたくないという気持ちは本当だった。

ピンポーン。

タクミの家のインターホンが鳴る。
タクミはドアを開けた。
由佳がきた。

「ちょっと早めにきちゃった!
お母さん、今日帰ってこないよね?」

「あー、、、うん。」

タクミは由佳を家に入れた。


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