〜 放課後 〜-3
ショロロ……ショロ……ピュッ。
オシッコの勢いが次第に弱まって、勢いに僅かなムラができて、最後にやや強めの勢いで一筋。 私の口に収まって、ジョボジョボッて泡立ってから、
「は〜い、おしま〜い」
「んぐ、んぐっ……ゴクン……げぷっ。 ご指導ありがとうございました」
鼻腔に広がる生々しい香りに包まれて、先輩に御礼をいいます。 それから、
「失礼します。 舌を清めることをお許しください」
「よろしくど〜ぞ〜」
ニッコリほほ笑んで腰を浮かせる先輩に合わせ、濡れた顔を持ち上げます。 腹筋に力を込めて、手は身体の横につけたまま、舌を伸ばして先輩の膣を掃除です。
「ん……」
ぺろ、ぺろ、チュッ、チュッ。
先輩はどんな工夫しながらオシッコしているのか、間近で見ている私にも分かりませんが、オシッコが膣の周りにほとんど残っていません。 なので尿道を舌でねぶるように舐めて、ちょっと回りを吸えば粗方綺麗になっちゃいます。 ちょっぴりしょっぱいのは、オシッコというより膣液のような気がします。
ちなみに私は舌で先輩のお股を綺麗にしましたが、これは『舌で清める』じゃなくて『舌を清める』が相応しいそうです。 つまり、Bグループ生である先輩のオシッコの方が、学園最下等のCグループ生である私の舌よりずっとずっと清いものなので、オシッコを舐めることで清められるのは『私の舌』なんですよね、学園的には。
あとは床にこぼしてしまったオシッコです。 事前にゴムパッドを敷いているので、頭の下には小さな水溜りになっています。
「ん、ん」
ズズズ……ペロペロ。
這うようにして口をつけ、啜り、舐めとり、最後は胸でゴシゴシ擦って床にのこったオシッコを肌になすりつけたところで、
「それくらいにしましょうか」
先輩からOKがでました。
「はい。 ありがとうございます」
「片付けも準備も上手なのに、どうしてゴクゴクできないんでしょうね? う〜ん……やっぱり、すこしオナニーに夢中になり過ぎなのかなあ。 クリオナニーを始めたとき、急にクタッてなっちゃった気がしますね〜」
「は、はい……先輩の言う通りです。 恥ずかしいです」
「怜ちゃんなら上手に出来ると思ってるんですよ、あたし」
「ぜんぜんダメですよ……飲むだけとか、絶頂するだけなら出来ると思いますけど……うぷ。 もうお腹もたぷたぷだし、全部飲みながらマンズリだなんて、全然遠いっていうか、遠すぎです」
俯く私に、けれど先輩は明るい声で話しかけました。
「あっ、でもでもぉ、ご飯食べて直ぐなのに、あたしのオシッコ最後まで飲めたじゃないですか♪」
「え……は、はい。 まあ、それはそう……なのかな」
「寮に来た頃から比べたら大進歩ですよ〜。 あたし、きっと1Lくらいしちゃったと思いますよ。 ちょっと零したのは気にしないで、1Lってすごいことですから、今日は十分合格点です♪」
ポン、と手をうつ【B2番】先輩。
いやいや、合格もなにも、最終的には2Lを飲まなきゃいけないんですけど。 しかも自慰にいたっては、ほぼ0点だと思うんですけど。
「おめでとう、怜ちゃん♪」
「う……ありがとうございます」
本当は喜んでもらえることじゃないし、そんなことは分かっています。 でも、なんとなく先輩の話ぶりがうつって、悔しい気持ちが薄らいでしまいます。 それがいいことなのか、悪いことなのかは分かりません。
先輩はモジモジしている私にニッコリほほ笑んでから、
「じゃ〜そういうことで〜。 あたしは明日の予習しますね」
「お手数かけました。 私も今日の分のストレッチとトレーニングをします」
私は深々とお辞儀しました。
ここからはいつもの日課です。 教材の持ち帰りが認められているBグループ生は、予習や復習、課題作成を。 認められていないCグループ生は、1人で出来る練習や基礎体力の向上です。
ところがこの日は違いました。 先輩が椅子に腰を下ろそうとし、私が部屋の隅に行こうとしたとき、
トン、トン。
ドアをノックする音がしました。
「……?」
先輩と顔を見合わせます。 こんな時間に誰でしょう? 私はその場で居住まいをただし、正座にしました。 他の部屋を尋ねるなんて、Aグループ生かBグループ生、あるいは寮監かもしれません。 どちらにしても私からすれば遥か目上の存在です。
「はあい。 いまあけま〜す」
首を傾げながらドアに向かう先輩の後ろ姿を眺めながら、何となくドキドキする私でした。