A怪我-3
、、が、それ以上に自分の背中にちづるの身体を感じている為、タクミも反応せずにはいられない。
、、、近い。
おっぱい、当たってる、、。
柔らかい。
見た感じより、大きいなー。
、、Cカップ?
そんな事を考えていた。
うっすらと、シャンプーと汗の混じった匂いがする。
意識すればするほど、自分の下半身が固くなっているのに気がつく。
やばい。
勃ってきた。
「ちょっとー。
あんまくっつくと、反応しちゃうんですけどー。男の子ですから。」
と、タクミは冗談まじりに言った。
だが、ちづるの耳には届いていないようだ。
タクミは振り返り、近くにあるちづるの顔を見た。
冷や汗をかいているように見える。
顔が、少し青い。
そんなに痛むのか?
やっぱりこのまま病院にいった方がいいんじゃないか?
タクミは考えていた。
「おい。大丈夫か?」
タクミが聞くと、ちづるは
「、、、、、たい、、。」
小さな声で言った。
「え?」
と、タクミは聞き返すと、ちづるは
「あ、、あの、、、トイレ、、。
行きたくて、、。」
と、言った。
トイレ、、?
タクミは、理解した。
冷や汗は、尿意を我慢しているものからだった。
「えーと、、、。
コンビニ?」
は、ない。
ちづる達の住んでいる市営住宅付近にコンビニはなかった。
公園はあるが、家より遠いか、同じぐらいかの距離だった。
「どっか隠れられる所で、、。
なんて、ないよな。この辺。」
ちづるはパニック寸前だった。
恥ずかしくてうつむいている。
お昼にファミレスでドリンクバーを頼んだ。
今日は暑かったし、アイスコーヒーを3杯も飲んだ。
食事中には烏龍茶。
食後にはホットコーヒー。