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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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「ああ、そうだね。スーツの佐藤さん別人だもんね!
初めて来た時、そのスウェットで、月曜日に部屋の前で待っていたら
カッコ良くて別人かと思っちゃった!スーツの威力ってすごいよね。
カッコよさ三割増しだよね!」
「・・・・」

「ねぇねぇ!生徒も騙されちゃったりしてる訳?
佐藤先生カッコいい!とか言われちゃってる訳?
生徒指導室に来い!先生こんなところに呼び出してなんですか?
とかやっちゃう訳?ねぇねぇ!」
「・・・・」

そう言ってなかなか笑いがおさまらない吉見を睨みつけ
「食べ終わったら帰るぞ。早く食べろ」
と、夕飯を急かした。

一昨日まで、ご飯を食べ終わった後、俺がお風呂に入っている間に
吉見はコマリを散歩に連れ出していた。

それを見つけて、遅い時間に一人で散歩に行くな。危ない。と
俺は吉見を叱りつけた。
ついつい、学校の生徒のような気持ちになったのかもしれない。
でも、こんな遅い時間は確かに危ない。

「じゃぁ、佐藤さんも一緒に行ってよ」

そう言われて、何も言い返す言葉もなく、
昨日、ご飯を食べ終わって吉見が台所をかたづけた後に
二人で吉見の寮まで歩いて15分の道のりをコマリと散歩した。

そのまま寮まで見送って、俺はコマリとゆっくりと帰って来た。

「ねぇ。私たちって端からみたら恋人みたいだよね?」

寮までの夜道でプッと笑いながらそんなことを言うから
勘弁してくれ・・・と
軽く頭をゴチンとぶった。

「いったっ!女の子に何するのよ!暴力教師!」
「吉見は俺の趣味じゃない」




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