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同棲ラプソディー
【女性向け 官能小説】

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「お前さ・・・何それ?」
吉見も色気のない上下のスウェットに着替えていた。
「何って部屋着よ」
「お前は恥じらいってもんがないのか?」

知り合いでもない、ただ金子が取り持った子犬の飼い主と家主ってだけの関係だ。
この部屋に来るのはかれこれ5回目ぐらいか?
月・火・水・木・金・・・・5回目だ。

吉見は昨日から俺の家にお世辞にもきれいとは言えないスウェットを持ちこんで
帰ってきたらそれを着てくつろぐようになった。

「なんで佐藤さん相手に恥じらわなきゃいけないのよ?」
「・・・・お前彼氏いないだろ?」
「・・・・余計なお世話です」
「・・・・しかも長期間いないだろ?」
「・・・・余計なお世話です」
「見て分かるわ」
大きく聞こえよがしにため息をついた。

「佐藤さんだって、仕事のスーツと今のスウェットは別人じゃない」
「ここは俺の家だ!どの格好をしようが勝手だろ?」

「・・・・佐藤さん、彼女いないでしょ?」
「・・・・余計なお世話だ」
「・・・・しかも長期間いないでしょ?」
「・・・・余計なお世話だ」
「見て分かるわ」

「・・・・」





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