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例えばこんなカリキュラム
【二次創作 官能小説】

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〜 保健・挙措 〜-1

〜 2番の保健 ・  挙措 〜


 学園科目の『保健』は、正式には『保健体育』といいます。

 前回の講義で『健康分野』は終了しました。 これからは『保健』のもう1つのテーマ、『体育』に関する知識を習得する時間です。 私達はさまざまな動きを使いながら生活し、文化を創造してきました。 スポーツもまた、私達の大切な文化です。 身体を動かして楽しむ文化として誕生し、競技によっては大きな競技場でたくさんの選手が一堂に集うまでに発展しました。

 学園卒業後の進路にも、スポーツ選手という選択肢は存在するらしいです。 てっきり生産業ばかりが社会に出てからの職業と思っていたので、スポーツ選手という進路には、すごく、すごく興味があります。 私の第一志望(=アイドル)じゃないし、私自身はダンスレベルならまだしも、プロスポーツとなったら運動神経に自信がないし、部活紹介の運動部を見た後なので、将来の職業を運動に賭ける気にはなれませんけど……それでも一応、真面目に講義を聞こうと思います。


 ……。


 8号教官は、小柄な身長とは裏腹に、カッチリした肩幅をしています。 午後の体育実技の時間は、シャツ越しに筋肉質な肉体が伺えます。 そんな8号教官が最初に講義してくださった内容は『運動を洗練すること』でした。

「よぉし、体育の授業一発目、いってみよう。 これから『運動』を学ぶわけだけど、幼年学校の『運動』みたいな、生きるために身体を動かすだとか、動きを工夫するだとか、そういう次元の話じゃないよ。 『運動』っていうのはね、ずばり、文化。 伝統芸能なんてモロにそうでしょう? 『能』とか『演劇』もそうだし、『演奏』や『舞踊』は立派な『文化』よね。 いろんな人が一挙手一投足に工夫を凝らして、そんな洗練された動きを積み重ねたら『文化』ができる。 お前たちの動きだって、ちゃんと考えて動かせば『文化』になるの。 でも、考えてないし、気づいてないなら、みっともなくて、だらしなくて、恥ずかしいだけの動きになっちゃう。 そうでしょう?」

 一呼吸おく教官に、私達は一斉に首肯します。 ここは、理解しているかどうかじゃなく、タイミングよく頷けるかどうかが問題だと、個人的に思っています。 

 ブィーン。 教官がコンソールを弄(いじ)り、モニターが天井から降りてきました。

「だから、今日は『一流の動き』を真似ることで、『洗練する』っていうのがどういうことか、身体で感じてもらおうかな。 モニターに色んな一流の動きを見せてあげるから、お前たちはそれを真似しなさい。 あ、もちろん、見ただけで完璧にトレースするなんて期待してないわよ。 それでも工夫っていうのかな、適当に流すんじゃなくて、一コマ一コマにあるキレの1つくらいは再現できなきゃおかしいよね。 全部見た後で、どれか1つ、全員にやってもらうから、自分が再現するつもりでしっかり見なさいね。 じゃ、最初はコレにしましょっか――」

 フッ、教室が暗転します。

 天井に備え付けのプロジェクターが投影したのは、全裸の女性がお尻を振る映像でした。 てっきりプロスポーツ選手の凄いプレイが投影されると思っていいたため、一瞬わけがわからなくなり、教官の様子を伺いましたが、特に慌てた様子もありません。 どうやら目の前の、左右、上下、前後に激しくお尻をバンピングしている映像で合っているようです。

「……」

 言われた通り、注意して映像を見ます。 すると、確かに普通の振り方とは違うように思いました。 まず腰の位置が違います。 私達がお尻を振るとすれば、背筋は真っ直ぐか、ちょっと反るくらいでしょうけど、映像の彼女は弓形(ゆみなり)に反らした上で、尻を後ろに突きだしていました。 腰に手を当てて前に屈む姿勢は、腰を中心に上半身と下半身でバランスが取れています。 尻たぶが自然に両側に広がっていて、特に手で拡げているわけでもないのに、中央にある灰色の窄まりがくっきり見えました。

「彼女はお尻専門のプロダンサーよ。 もともとは『メトロノーム』や『指揮』をやっていたらしいけど、お尻のキレが評価されて、公営施設に採用されたんだって」

 お尻が左右にキビキビと振れます。 勢いもさることながら、右端と左端でピタッと止まり、止まってから僅かに腰ごと捻ると、お尻がいやらしく撓(たわ)みました。 上下も同様で、せり出したお尻を腰ごと上下させたり、お尻の向きを上下に変えたり、さらに肛門が見えるたびにパクパクと魚類みたく開閉していたり……単にお尻を振っているだけなのに、私が意識したこともない動きがたくさんありすぎて驚きです。

「このあとの映像は、みんな事前に撮影することを告げた上で撮ったものよ。 でも、この映像だけは彼女が毎晩練習している様子を隠し撮りしたものなんだって。 つまり、誰に見られているかも分からないのに、いつでもこのレベルでオケツを振ってるわけ。 誰に言われたわけでもないのにね。 そういうところが一流なんだってこと、お前たちも理解なさい」

 プリッ、プリッ、ピッ、ピッ。
 小刻みにお尻が震えたり、ツルツルの剥き玉子のように光沢が揺れます。 じわりと汗が滲んできて、その粒がまた輝いて、卑猥な動きにも関わらず清々しささえ感じさせる尻振りでした。



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