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“魔”の代償〜狙われた人妻事務員〜
【熟女/人妻 官能小説】

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疑惑-4

 義孝も健太郎もだいぶ酔いが回って来た事を危惧する紗英。健太郎がいかに若い女子社員にモテて自分なんかを相手にしないという事をアピールした方がいいと判断した紗英は、それまで会話に入る事に消極的であったが、ここから自ら会話に入る。
 「ホント、丹野さんは女子にモテモテなのよ?仕事しながら事務員さん達がいつもチラチラ丹野さんの事見てるモン。」
 「だろうな。有望株でこれだけイケメンならモテるだろ。しかも独身となれば、な。」
 「いやいや、それほどでもないですよ。」
キザっぽくわざと気取る健太郎。
 「特に営業さんの大島陽菜さんなんて分かり易いわ?丹野さんと同行するの嬉しそうだもん。」 
 「大島陽菜さんて言うのは美人なのか?」
 「うん、美人だよ?しかも仕事がデキて男性社員より業績がいいのよ?そんな彼女だからもう1人で出掛けられる力はあるんだけど、まだ勉強したいことがたくさんあるから暫く丹野さんと同行させてくれって社長に直訴してるの聞いたの。あれは丹野さんの事が相当好きなんだと思うわ?」
 「へ〜、実際どうなの?もうヤッたのか?」
健太郎はニコッと笑う。
 「ええ、まぁ。」
何故か嬉しそうに笑う義孝。
 「さすが!手が早いな!やっぱ男ならそうあるべきだよな!やっぱ仕事中か?」
 「ですね。商談後にしょっちゅう求めて来るんで。」
 「女からか!?仕事がデキる女の意外な姿がたまらないんだろうな。」
 「ええ、ギャップが。」
 「そう!ギャップだよ!羨ましい。その大島君とやらを是非一度拝見したいものだ。」
 「あ、では次連れて行きますよ。」
 「本当か?楽しみだ。」
盛り上がる2人。義孝の中から不倫の疑惑が遠ざかった様子にホッとする。
 「スーツ姿のままの女とヤルって燃えるか?」
 「ええ、かなり。」
 「だよなー!」
しばし猥談に花を咲かせる2人。たまに意見を求められドキドキしてしまいながらも合わせる紗英であった。


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