代理父-6
6.
身体を離した吾郎の腕を枕に、美雪は陶酔の渦に浸っていた。
話には聞いていたが、性の悦びがこれほどまでとは・・・・。今離れたばかりのペニスが愛おしい。
「赤ちゃん、出来たかしら?」
「うーん、体外受精と違って、自然妊娠は気まぐれですからねえ」
「じゃあ、駄目だったら又お願いできますか?」
「もちろん、僕は出来るまでお付き合いするつもりです」
「うれしいぃ」
(赤ちゃんも欲しいけど、吾郎さんも欲しいわ、せめて後何回か、赤ちゃんが出来ないでぇ〜〜)
美雪は未だ疼いている股間を押さえた。
連休中は夫は帰らないので、今回は受胎予定日を挟んで、後2回、一日おきに美雪を訪ねることにした。
「私は独り身ですから、どうぞお気兼ねなく・・・」
営みを重ねるごとに、初めのぎごちなさが抜けて、美雪も吾郎も深まる愛に歓喜した。
3回目、これで一応今回の試みは終了して結果を待つことになる。
吾郎は美雪を、自分の部屋に誘った。
バスローブで待ちうけた吾郎が、部屋を訪れた美雪に腕を回して抱きとめた。
美雪は、震える指でコートのボタンを外す。
コートが落ちると、さらけ出された肌を、吾郎に押し付けた。
コートの下は、素肌だった。
「私たち、恋人同士みたい」
「美雪は、僕の可愛い恋人だよ」
既に吾郎との営みで悦びを覚えた美雪は、なんの恥じらいもなく吾郎のペニスを探った。
「吾郎さん、もうこんなに〜〜」
勃起した男根は、既に先端からお露を漏らしている。
「素晴らしい、素晴らしいです、美雪さん」
吾郎は、美雪の乳房を揉むと指を滑らせて恥毛を弄った。
吾郎の賛辞も上の空で、吾郎のペニスを握った美雪は、隠微な陶酔に身体を溶かした。
(吾郎さんは、私を愛してくれている。二人の愛の結晶をとも言ってくれた。子供も欲しいけれど、これは何なの? 知らなかった〜・・もう止められないわ)
吾郎のベッドは、男の匂いに満ちていた。
吸い込む吾郎の匂いに、子宮が疼き、愛液が溢れた。
重なると同時に深々と突き込まれた亀頭は、鰓を広げて膣壁を擦った。
アアアァァァァ〜〜つ
待ちかねた吾郎の愛の一突きで、美雪はアクメに達した。
早くもオルガスムスで身体を震わす美雪。
「かわいい」
吾郎は、男根を目いっぱいに押し込んで、付け根でお小根を抉った。
「いいわ、いいのよ、吾郎さん」
「いいね、いいね、凄くいいよ、美雪さん」
美雪のヨガリに、吾郎も興奮した。
ふん〜ふん〜フム〜フム〜
フン〜フン〜ふむ〜ふむ
吾郎のリードに、美雪は腰を合わせる。
リズムの取り方も、すっかり堂に入って来た。
「みゆきっ・・子宮がぁ」
「ごろうさんっ・・だしてぇ」
男根がクァあっと膨らみ、膣に満ちた。
あああぁぁぁ〜〜〜ッ
アアアアァァァ〜〜〜ッ
ウウウ〜〜〜ン