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代理父
【熟女/人妻 官能小説】

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代理父-14

15.
 肩を寄せ合い、テーブルのワイングラスをチビリチビリと口に運ぶ。

「あなた、ありがとね・・・」
「なにさ?」
「色々と・・・」 
「いやあ、こっちこそ、有難う」
「なにが?」
「僕の子供を二人も産んでくれて、育ててくれて・・・」
「それは私の言うことよ。私を女にしてくれて、子供を産ませてくれて・・・」

「美雪と愛し合えて、僕は幸せだよ」
「それは私の言うことよ。若しあなたに会えていなかったらと思うと、ぞっとするわ」

「二人の歳を足すと、160歳だよ」
「よくまあ、たいした喧嘩もしないで続いたわねえ」
「僕は、美雪が相手だったから上手くいったんだと思うよ」
「それは、私にも言えるわ、若し吾郎さんじゃ無かったらこんな風にはいかなかった」

「何時死んでもおかしくない歳になったし、何か考えてること無いかい?」
「あたしは、今まで通りでいいわ」

「思うんだけど、僕たち同じくらいにスケベだったのがよかったんじゃないかなあ」
「そうね、それもかなりスケベ・・・、吾郎さんじゃなかったら、私これほど幸せだったかどうか?」
「言えるね、・・・美雪がいつも傍にいて、僕の好きなだけ愛させてくれた、一度も嫌な顔をしたこと無いものね」
「それは私にもいえるわ、私が欲しいと思うと、すかさず愛してくれた。段々歳になって、大変だなと思ったけど、あなたは何か新しい工夫をして、私を満足させてくれたわ」
「そりゃ僕がスケベで、幾つになっても美雪が欲しかっただけのことさ」

「女は灰になるまでって言うけれど、男はそうはいかないだろうな」
「あなたなら、大丈夫。何か工夫して、死ぬまで私を愛し続けてくれるわ、そう信じてるの」
「まあね、何とかなるだろう」
「私はあなたの言うことなら、何でもするから・・・」
「何か、楽しくなってきたなあ、今言ったことを忘れるなよ」
「いいわよ、悔しかったら、何か新しいこと考えてよ」

「早速だけど、今日は記念日だから一寸試したいことがあるんだ、もう一度、ベッドに行こうか?」

(ごきげんよう)


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