代理父-4
4.
吾郎は、自らのバスローブを脱ぎ捨て、美雪のネグリジェを脱がした。
雪洞のぼやけた赤い光に浮かぶ妖艶で豊かな美雪の裸身は、ヌードの名画のように美しい。
見詰める目元が潤んで、首筋から肩、胸元に盛り上がる乳房、脇腹から臍にいたる滑らかなカーブ、恥骨を覆う豊かな恥毛が閉じた腿から溢れている。
(恥毛の濃い女は情が濃いとか?)
「奇麗だよ、美雪さん、とても奇麗だ」
「恥ずかしいわ」
手を前に当ててしなを作る美雪は、可愛くもあった。
吾郎は、先刻から怒張して首を振りたてる男根を、隠すこともなく、美雪の面前に晒した。
「・・・・・・・」
息を飲み込んで、美雪が見詰める。
吾郎は、美雪の腰に腕を回し、引き寄せた。
唇を合わせ、乳房を愛撫する。
美雪の腿の上に、男根を乗せた。
「すごい」
男根に指を触れて、美雪が呟いた。
(夫のとはまるで違う)
扇情的な照明と相まって、美雪の素晴らしい裸身に、吾郎の欲情はいつもにも増して燃えたぎった。
鈴口から溢れる先走り液は、先ほどから亀頭を濡らして肉棒にまで広がっている。
美雪の若草山に指を伸ばして、茂みに指を絡ませ、山肌の起伏をなぞって、地肌の感触を楽しむ。
ぅふうぅぅぅぅン
美雪がまた鼻を鳴らした。
茂みを掻き分け、指の伸びた先には、お小根が太く固く勃起をしている。
お小根を越えて、さらに指を伸ばすと、花びらをしとどに濡らした愛液が、吾郎を待っている。
吾郎は、身体を美雪に被せると、男根を握って、女陰に押し当てた。
「美雪さんぅっ〜〜愛してます」
耳元に囁きかけ、一瞬の間を置いて腰をしゃくった。
亀頭が女陰に隠れ、続いて肉棒がヌルヌルと潜り込んだ。
「ああぁ〜いいいぃぃ〜〜吾郎さん、わたしも〜ワタシも吾郎さん好きっ」
美雪のかすれた声が、吾郎の耳元に流れてくる。
根元までシックリと嵌ると、肉棒はぶるぶると歓喜に震えた。
「いいね、いいねえぇぇ」
吾郎も、美雪の耳に囁きかけた。