代理父-11
12.
70歳になっても、吾郎の精力は衰えなかった。恐らく、美雪の精力に合わせて週2回の夫婦ごとを続けているのが、精力維持の源のようだ。
田川氏が亡くなって、一年が過ぎた。
吾郎は、未だ当分は死にそうな気がしなかった。
美雪と絶頂を共にして、美雪の頭は吾郎の腕の上にあった。
「美雪さん、僕と結婚をしてください」
「うれしい、やっと決心してくれたのね」
「うん、ご主人が亡くなって、一周忌も済んだし、僕ら未だ当分この世にお邪魔をするようだから、いい頃合かなと思って」
式は挙げずに、区役所に婚姻届を出した。
美雪は今までの部屋を引き払って、吾郎の部屋に移った。
子供たち夫婦を呼んで、日比谷のホテルのレストランで食事を取った。
子供たちには、夫々子供、つまり美雪と吾郎の孫が一人づつ生れていた。
自分たちの出生の秘密を知ったいる子供たちは、ごく自然に喜んでいるようだった。
食事が済むと、二人は最上階にあるスイートに移った。
バスタブに温泉の素を混ぜた。かすかに硫黄の匂いがする。
「新婚旅行見たいね」
見上げる美雪の脇に、吾郎は身を沈めた。
「そういえば、一緒にお風呂に入るなんて初めてだねえ」
吾郎が美雪の腕を引いて、乳房を愛撫した。
美雪は、吾郎の男根を掴んで、口に含んだ。
美雪の割れ目に指を這わせていた吾郎が、両足を抱き上げて、股間に顔を埋めた。
オオ〜オオオ〜〜〜ッ
「吾郎さん、ベッドに〜〜〜」
ベッドに美雪を仰向けに寝かせ吾郎は、男根にたっぷりと唾をまぶした。
「新婚初夜だよ、美雪、君はもう僕の妻だ」
腰を落とすと、恥毛を掻き分け、お露を湛えた蜜壷に亀頭を押し込んだ。
「アアァ〜あなたぁ〜〜、すごい、かたいぃ〜っ」
(晴れて夫婦になって、吾郎さんも張り切っているわ、今までと、一味違う・・・ああぁ〜あなたぁ〜私、もう蕩けそう)
「アア〜もう駄目ェ〜〜あなたっ〜イキソウ〜〜イキッ〜イキっ〜イっクウぅ」
「ミユキっ〜〜僕もっ〜ボクも〜イックウぅ」
うっうっうっうっ
カーテンの隙間から朝日が差し込んでくる。
一夜明けて、股間の疼きに美雪が覚ますと、吾郎の頭が股の間で蠢いている。
「あらっ、あなたったら」
「ねえ、あなたあ、お風呂に入らないとォ」
頭を上げた吾郎は、ウインクをすると、無言のまま被さった。
「ねぇ、お風呂にぃ、ねえってばぁ」
「ねええぇ〜〜あああ〜アアァ〜〜いいわ、いい〜いい〜〜〜」
(昨夜の今朝・・オチンチンが半固なのがなんとも言えず、味があるわ・・・あなた、頑張ってぇ)
「好きよゥ〜ごろうさん〜好き〜すき〜スキ〜アア〜アア〜ああああぁぁ」