〜 保健・症状 〜-5
『心肺蘇生法』
ＡＥＤがある場合はそれを使えばいいですが、基本的に事故は時と場合を選びません。 何もなくても生命維持に繋がる技術の修得は、保健教科の必須項目です。 というわけで、教室の机を脇にどけます。 畏れ多いことですが、殿方を対象に想定して人工呼吸の練習をしました。
まず胸骨圧迫を強く、速く、絶え間なく３０回連続します。 次に首を支えて顎をもちあげ、気道確保しました。 変態な雌の唾液が混じることに心の中で謝罪しつつ、人工呼吸を２回します。 そのあと胸骨圧迫を３０回、人工呼吸を２回の組み合わせを続けます。 胸骨圧迫の中断が１０秒以上にならないことがポイントです。
次に牝を対象に想定し、改めて人工呼吸を練習しました。 殿方と違うのは胸骨圧迫の方法です。 牝は肌への刺激で意識が戻ることが多いため、心臓の再起動と刺激を兼ね、乳房を鷲掴み、大きく円を描くように揉みしだくことで心臓をマッサージします。 横たわった被験者の顔にお尻をのせて跨り、乳房が千切れるくらいの激しいマッサージを１５回続けます。 続いて人工呼吸を２回する番ですが、跨った体勢のまま、肛門を使って人工呼吸します。 即ち肛門から全身全霊を込めて放屁し、新鮮な空気を被験者に届けるわけです。 そうすると放屁特有の音と薫りが刺激になり、被験者が目覚める可能性が増しますし、何より体勢を一々変えなくていいため、スムーズにマッサージと人工呼吸の移行ができます。 慣れてくれば人工呼吸しながらマッサージも可能です。 難点といえば放屁にはコツがあり、そうそう何発も連続はできない点でしょうが、これらは学園生活の中で習熟すればいいだけの話で、そのためのカリキュラムだといわれました。
練習では誰一人として、教官から心肺蘇生法の合格は貰えませんでした。 次の時間も、また次の時間も、全員が救命レベルに達するまで人工呼吸の練習が続きそうです……。
『応急手当』
命に別状がない怪我、例えば突き指やねん挫、打撲に対する応急手当も学びました。 例えば熱中症に対しては、塩気がある水分を含ませながら横たわらせます。 つまり、横にさせてから顔の上でマンズリして、おまん汁を飲ませて解放します。 場合によってはおしっこを飲んでもらう場合もあります。 例えば火傷（やけど）に対しては、患部を濡らして冷やすことで悪化を防ぎます。 つまり患部を膣または肛門に入れ、粘膜で覆いつつ感情を冷まし、体温を低下させることで対応します。 例えばこむら返りであれば、痙攣（けいれん）している部分を肛門に入れ、思いきり締めながら逆方向に伸ばし、温めてながらほぐすことで回復します。
捻挫は学園で特に多い怪我の１つです。 手当のポイントは旧世紀に流行った古代言語の頭文字を文字って『ＲＩＣＥ』といいます。
Ｒ ・・・ ＲＩＤＥ（性感を得るパートナー）。 捻挫をした本人は安静にしなければいけません。 その上で、捻挫を痛みを紛らわすために、誰か別のものが患者の膣、オケツ、太腿などあらゆる部位を愛撫刺激します。 患者は性感を得たとしても、決して悶えたり喘いだりしてはいけません。 介抱してくれる人に感謝して、静かに痛みがひくまで待ちます。 自分の立場を弁えず絶頂でもしようものなら、激しい指導が待っています。
Ｉ ・・・ ＩＣＫＹ（ねばねばした）。 捻挫は冷却が基本です。 水だと流れ落ちてしまうため、患部に留まるようにネバネバした液体で冷やす必要があります。 オマン汁だと体温以上に暖かいため、最適は腸液です。 なので介抱する牝はすぐにケツアナオナニーで腸液を分泌し、患部に塗ってあげることが大切になります。
Ｃ ・・・ ＣＨＩＣＫ（牝）。 捻挫した場所を圧迫し、血が溜まらないようにします。 具体的にはミルクタンクやオケツの尻たぶ、太腿やお股……とにかく牝の皮下脂肪に富んだ身体を利用して、全力で締めつけます。 介抱役の膣圧が強い場合、膣に咥えて締める方法もあるそうです。
Ｅ ・・・ ＥＹＥ ＣＡＮＤＹ（見た目が綺麗で中身は空っぽ）。 患部を心臓より高くすることで血の流入を抑え、腫れがひきやすくなります。 なので介抱役は捻挫した部分を高く持ち上げ、維持する必要があります。 ジッと介抱している様子は見た目に退屈なので、介抱役は周囲に自分をアピールしましょう。 介抱しながらなので、単調な動きしかできません。 お尻を振る、乳房を揺らす、片脚ずつ交互に挙げて股間を晒すなど、自分にできる動きの中で、より見た目がみっともなく恥ずかしい行為が望ましいです。 そうすれば怪我をしたものと恥ずかしさを共有でき、捻挫したものは萎縮して安静になるそうです。
……。
次は第２章の『生涯を通じる健康』に変わります。 メインテーマが『性』ということで、幼年学校で教わった『性』と学園の『性』がどれくらい違うのか、なんとか説明できるようになれれば、と思っています。