事務服姿の性玩具-7
毎回健太郎と行為をした後、している最中は普通だと感じている事も、振り返れば一般的にお下劣な行為であったと感じている紗英。いつも誘われる度に関係を終わらせなきゃいけないと思うが、なかなか切り出せずにいる。体に触れられた瞬間、欲望を我慢出来ない自分になってしまう事に悩んでいた。
今週二回目のお誘いを受け、他の社員がみんな帰った後、ゆっくりと自分に歩み寄る健太郎の気配を感じた。身を構えて仕事を続けていた紗英を椅子ごと背後から抱きしめる健太郎。
「ようやく二人きりになれたぜ…。」
早くも事務服の上から豊満な胸の感触を楽しむ健太郎。
(き、今日こそ言わなきゃ…)
紗英は勇気を振り絞る。
「丹野さん…、昨日夫にね、たまに帰りが遅い事を言われたの…。浮気してるんじゃないかって…」
健太郎の胸を揉む手が止まる。
「バレたのか?」
「ううん?ちょっと怪しまれただけ…。」
「そうか…」
週2の所を週1にしてくれるなど、考慮してくれる事を期待した紗英。健太郎の言葉を待つ。しかし止まった手が再び動き出し下半身に向かう。
「あっ…」
スカートの上から股間を強く抑えられた。
「本バレじゃなきゃ平気だろ?なっ?」
その一言で今までの関係をやめるつもりのない事を悟った紗英。
「でも…怪しんでる…」
「パートナーの浮気なんてたいていの人間は疑うもんだ。それをうまくかわしてこそ大人ってもんだ。そうだろ?」
耳に息を吹きかけられスカートの中に手を忍ばし性器を弄りはじめた健太郎にもう返す言葉はなかった。
「ああん…!」
不倫をやめたいという気持ちを悟られたかどうかは定かではないが、この日の健太郎はいつもより激しく、そしてきつい調教を感じた。最近は男子トイレでの行為が多くなったが、この日はバックで犯され小便器に顔を付けさせられた。そんな紗英を嬉しそうに写真を撮る健太郎。これもお仕置きなのであろうか、顔にたっぷりと精子をかけられた。
「こんないい女が俺の便器代わりだなんてな…ククク!」
いつの間にか健太郎は変わっていた。初めは優しかったが、気付けば酷い事も平気で行う陰湿な性格が見られるようになった。急に変わった訳ではないので、その変化に紗英も順応してきてしまった。健太郎にされる事をすべて受け入れるのが普通の事のように思えてしまう自分が分からなくなる時がある。
紗英は最近、不倫について悩む日々が続くようになったのであった。