事務服姿の性玩具-3
調教とは恐ろしい物だ。プラトニックなセックスをしていた彼氏がいきなり緊縛を求めて来たならば女は嫌悪感を露わにするであろう。しかし少しずつ順番を踏み、刺激を強めて行き主従関係を築き上げて行ったならば緊縛も刺激のステップアップとして認識されてしまう。現に今、事務所で事務服を着たまま縄で縛られている紗英に嫌悪感はなかった。
健太郎の言葉も巧みであった。縛ってもいいかな…、とは言わなかった。縛るよ、と言った。まるでご主人様が縛ると言えば自分はそれに従うのが自然な流れにさえ感じた。紗英にとって健太郎は自分に快感を与えてくれるご主人様なのであった。
股を開き性器を露わにされた状態で椅子に縛られた紗英。胸が高鳴ったのは偽りのない事実である。絶頂するも失禁するも潮を噴くのも全ては健太郎に委ねざるを得ない状態に紗英は興奮を覚えた。
「益々変態になったな。見ろ?」
自分の緊縛画像を見せられる紗英。頭の中は既に官能的になっていた。密かに性器に媚薬を塗られていた。熱い…、男を喜ばず為に存在する部分が熱い。紗英の性器は興奮を分泌していた。
「へん…たい…」
自分の画像を見てそう呟いた紗英。それが素直な感想であった。
「そうだ。藤間紗英は変態だ。いかに自分が男を惑わす変態か、ようやく分かったか?職場でこんな痴態をさらす藤間は変態女なんだよ。ククク!しかもほら、今からこんなに黒くて太くてイボだらけの玩具で楽しもうとしてるんだぜ?今日もたくさんうならせてやるからな?」
健太郎はハイブをゆっくりと挿入する。
「あぁぁ…」
圧倒的な存在感。太いバイブといい健太郎のペニスといい、紗英はすっかり太物挿入に感じる女へと成熟してしまった。もう旦那の並のペニスには満足出来ないだろう。知らぬ内に太いモノを求め悦ぶ女になってしまった。黒いバイブが奥まで差し込まれるまで悩ましい目つきで見つめていた。
「いい…ああん…凄く…ハァハァ…」
「だろ?ククク!」
ゆっくりとバイブを操る健太郎。快楽に歪む紗英の顔をニヤニヤしながら見つめていた。
バイブが奥壁に当たるまで押し付けられる度に身震いするほど感じる紗英。その度に空高く体が浮くような感覚に陥る。紗英が喚き始めるのはスイッチが入れられバイブがうねり始めてからであった。緊縛され自由を奪われた体が何の抵抗も許さない状況は紗英の性感をより高める事になる。
「ああん…!はっうっっ…んっ!」
熱くなる下半身が止まらなかった。