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呪縛の檻
【その他 官能小説】

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消された記憶-1

 遠足は高等部の生徒全員参加であった。学校から目的地の山の麓へ向けバスが出発する。基本的には各学年、各クラスごとにスタートする予定だった。

秀慈はいつものようにクラスメイトに囲まれ、ワイワイと楽しく山に着くまでを過ごしたが、内心は緊張で手が震えそうだった。今日しかない、今日ですべてが決まる・・・。

絵茉もいつものように一人バスの大きな窓から景色を眺め、無心で時が過ぎるのを待っていた。遠足が終わったらまた一馬の会社へ赴き、彼のご機嫌取りをしなければならない。


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