光の第6章【史上最大の挿入】-2
ウルトライヤーが聞き取る卑猥な言葉の数々。マミは淫らに喘ぐ仲間たちが羨ましくて仕方がなかった。
だが、マミがその歓喜を享受すると、今まで努力して女体の中に封印していた淫乱さが確実に目覚める。しかし、それ以上に、その後の自身の破滅、更に地球人類の破滅を意味していた。
マミは自身の腹を喰い破った無数のペニス星人の子が、同胞たちに寄生する様子を想像した。
「やっぱり、ダメエエエエエ」
今、マミの頭の中では、受け入れ拒否と、欲望のままに身を任すといった相反する思いがせめぎ合っていた。
だが、その思いの強さは、時間が経つにしたがって、急激に身を任す方に偏っていった。それと同時にウルトラパワーに対する不信感も増していくのだった。
そんな心の葛藤に終止符を打つように、ぺニス星人が鈴口を開いた。
「教えてやろう。幾らウルトラパワーを宿していても、3分を越えるあたりから頭が真っ白になる。論理的な思考ができなくなるのだ」
ぺニス星人の言葉の通りに、頭の中がチカチカし始めて、善悪の判断がわからなくなってきた。マミは首を左右に振り、ほんの僅かに残る善なる意志で抵抗を示した。
「いや、いや、いやああああ」
「ほう、堪えるじゃないか。だがそれも4分を越えるまでだ。それ以上抵抗すれば精神が崩壊するだろう。そうなればもう自分の意志はない。後は私の言いなりのセックスドールとなるのだ」
「ひっ…」
ぺニス星人の言葉の通り、宇宙広しと言えども、浄化もしないまま、5分間もこの責めに耐えれる者は居ない。幾らぺニス星人が裏スジの誓いを立てようが、どの道、マミはぺニス星人を受け入れることには変わりはなかったのだ。
ぺニス星人の卑劣さに騙されたマミの心は呆気なく折れた。
「いやああああああああああああ」
絶望の絶叫を発したマミは、地球を守る自尊心が一気に雲散してしまった。
そしてマミは、抵抗をやめた。
「あうううう、…ぅだい、ああん、……ょうだい」
虚ろな目をぺニス星人に向けて、その言葉をブツブツと訴えかけた。
「はあ?何を言ってるんだ」
ぺニス星人は情況を楽しむようにマミを焦らした。
「あうううう、お、お願いしま…す。あなたをちょうだい、ああん、早くう、我慢できないよう」
マミはついにそれを口にした。マミはぺニス星人の提示した、たった5分の時間を耐えることはできなかったのだ。
「クハハハハ、聞いたか地球人よ。お前たちの味方のウルトラレディは私に屈したのだ。さあ、地球人よ、もう、遠慮をすることはない。【MANCO】の隊員や、ウルトラレディのように快楽を享受するのだ」
勝ち誇ったようにぺニス星人が、地球全土に宣言した。
その強い思考が電波に乗り、欲望の強い者からそれに影響されていった。
マミのウルトライヤーに、あちこちで始まった喘ぎ声や、まだ影響の受けていない女たちの泣き叫ぶ声が届いたが、もうどうでもいいことだった。
「おかしくなりそう、早くちょうだい、早く早くうううう」