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メロひな 〜愛憎の行き着く果て〜
【二次創作 官能小説】

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メロひな 〜愛憎の行き着く果て〜-2

第二話〜想いの発露。〜


成瀬川…歪んだ愛情

最近、私は憂鬱。私は、一応景太郎の恋人ってことになっているんだけど、どうもその実感がない。
でも、それは、私が、いつもいいところで景太郎を拒んでしまうから、なんだけど。どうしてかな。私。
どうも素直になれない…でも…本当はあいつのこと、どう想ってるんだろ?好き…なんだよね。
瀬田さんの事もある…瀬田さんへの好きと景太郎への好き。どっちが好き?
あっ…でも瀬田さんには、はるかさんがいるのか…。じゃあ景太郎?ってこれじゃあ景太郎に悪いわね…
やっぱり私…景太郎が好き…?愛してる…?…たぶん。
ああ…わからない。でも、あいつが他の女の子といると腹が立つのよ。
ほんと、私って卑怯ね…。でも、あせる事はないよね。景太郎とはゆっくりやっていけばいいよね?
ねえ景太郎…?
こんな私の想い…

「絶対に私を裏切ったりはしないよね…?」


景太郎…ぐら付く想い…

最近、俺は憂鬱だ。俺は一応成瀬川の恋人ってことになっているけど、どうも成瀬川が俺のことを拒むんだ。
キス以上の事をやらせてもらえない。どうしてだろう?俺が成瀬川を抱きたいのはそれだけ成瀬川の事が愛しいだけのに。
俺のことがいやなのだろうか。それとも、俺と恋人になったのは、俺への同情心とその場の状況に流されたからなのか。
俺は、成瀬川が好きだ。けど、成瀬川は俺の事、本当はどう思っているんだろうか…
もし、成瀬川が俺の事を本気で好きでないのなら、俺のことを本気で好きだといってくれる他の住人たちにどう謝ればいいのか。
しのぶちゃんにしてもカナコにしても目に涙を浮かべて俺達を応援してくれた。
これで成瀬川が、俺の事を本気で好きでないなら俺は彼女たちへのけじめをつけなくてはならない。
思いに答えてあげるという形で…

俺の心は揺れる…成瀬川と俺を想ってくれる他の住人達との間で…

「俺は…」


加奈子…闇色の願望

何様のつもりだろう…!
最近、私はなるさんを見ていてそう思う。
私の兄ことが好きなくせにいつまでも煮え切らない態度…
そのくせ、兄が他の女といると嫉妬して兄に怒る。
あの女はいったい何を考えているのだろう。
まったく、腹が立つ。どうしてお兄ちゃんはあんな女がいいのだろう。
邪魔…あの女は邪魔…あの女さえいなければ…
成瀬川という邪魔な女…私の兄への想い…
その想い…それが、私の暗い想い、願望。そして…そのどす黒い願望は私を闇色に染めてしまう…

「あなたは邪魔なんです…なるさん。だから、消えてもらいます…兄の前から…」

闇色に染まった心がそう結論を出した。


しのぶ…捨てきれぬ想い

私は、最近、憂鬱です。それは、せんぱいのことを考えているからです。せんぱい…浦島せんぱい。
ハンサムとか格好いいとかじゃないけど、やさしくて、暖かくて、ずっとそばにいたいって思える人。
私の初恋の人。大好きな、大好きな人。でも…せんぱいには、成瀬川先輩という恋人がいるんです…。
あれ?おかしいな。私、二人の事を応援してるって言ったのに。先輩に…言ったのに。先輩に幸せになってもらいたいのに。
どうして?成瀬川先輩に、ほほえんでいる浦島先輩を見てると涙がでるの?
やっぱり…自分に嘘は付けないよね。気持ちはいつでも正直だから…

「ごめんなさい・・センパイ…私、諦められない…。」


素子…気づいた想い。

私は、断じて浦島などという軟弱でバカでスケベなやからなど好きではない!!

「……」

……素直じゃない私は、そう自分自身にそういい聞かせる。
そうしないと、辛いから。浦島が他の女と楽しそうにしているとちくりと胸が痛んだ。
それは私が本当は浦島に好意を寄せているから。
だが浦島には、なる先輩という恋人がいる。なんだが、私は自分がわからなくなってきた。
多分私は浦島の事を本気なのだ…いや。ダメだ!涙が止まらない…
浦島の事が…好き?
ずっと前から分かっていた事ではないか…私はそれを今まで知らぬふりをしてきただけではないのか。
今更ながらに気づいた自分の想い…
私は、好き…浦島が…。

「でも…浦島には、なる先輩が…私は…何を望むのだろう…」


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