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メロひな 〜愛憎の行き着く果て〜
【二次創作 官能小説】

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メロひな 〜愛憎の行き着く果て〜-1

第零話〜仮定前提〜

…自分が信じていた相手が浮気をしていた時の反応は男女で違う。という話がある。


男は、浮気をしていた妻なり彼女(異性)を責め、女は、自分から夫なり彼氏なりを奪った女(同性)に憎悪を抱くという。
何でも統計によるとそういう傾向があるらしい。
しかるにひなた荘内はどうか?景太郎の浮気(といってもこれは成瀬川の一方的な思い込みでの基準だが)に対しての反応は
景太郎に、つまり成瀬川から見て異性の方向に向かっている。これは統計とは異なった結果である。
というより、こうしないと展開がドロドロしていくから仕方がないのであろうが…

しかし、成瀬川の嫉妬が先の統計と同じく同性に向かうのであれば…?その憎悪は、景太郎ではなく他の住人にむくはずである。
そう。「よくも、私の景太郎をたぶらかしてくれたわね…!」という具合に。
憎悪と嫉妬に狂った彼女の思いは暴走し、とどまるところを知らずに他者を攻撃するだろう。
その一方で他の住人達も身勝手な成瀬川に反感を募らせ、憎悪を抱くであろう。

その「IF」をラブひなに当てはめてみよう…
そう。するとそれはメロドラマのようなひなた荘…略称「メロひな」になる。


これは、「IF」のラブひなである…

第一話〜必然崩壊〜

神奈川県某所、ひなた市にあるひなた荘…ここは皆さんも知るように管理人である浦島景太郎が美女や美少女に囲まれて生活をしている。
女が大勢いる中で男が一人だけと言う事態…しかもそのほぼ全員が景太郎に対し好意を抱いているという。
このような状況でひなた荘内の人間関係は微妙なバランスで成り立っていた。
つまり、成瀬川なるが事実上とはいえ景太郎の恋人として認知され、その他の者達も景太郎に好意以上の感情を寄せながらも
おおっぴらに好きだと言ったり、露骨に態度に出さない事で成り立っているのである。
外面的には、明るいノリでラブコメとして見えたのだが、その実情はいつ愛憎劇に発展してもおかしくはない状況だった。

…だが、その微妙なバランスも一つのイレギュラーによって脆くも崩れ去る事になる。
それは、浦島加奈子の出現であった。
正面きって、大っぴらに景太郎への想いを告げ、行動に移す。
そんな彼女に触発されるように他の住人達も各々の想いを口にし始める。
そう。加奈子というイレギュラーな存在の乱入によって微妙にでも成り立っていたバランスは一気に崩れ去ったのである。
そこに、ある人物の手引きも加わって事態は愛憎劇の様相を見せはじめた。

そして、ラブコメを演じていた舞台はいつのまにか、お昼のメロドラマのような愛憎劇へと移り変わっていた。

疑心暗鬼。

その言葉が今のひなた荘にはぴったりだった。


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