狂った日常-8
ピュルっと勢いよく精液が絵茉の中に注ぎ込まれる。
一馬が満足し竿を絵茉から抜くと、だらりと白濁したぬめる汁が絵茉からも流れ出た。
一馬はテラテラと輝く自分のペニスをティッシュで拭い、ガウンを羽織ると豪勢な飾り棚からブランデーを取り出し、少量をグラスに注ぎ、ベッドの傍の大きな肘掛椅子に腰かける。そしていつものようにベッドに寝そべったままの絵茉に話しかける。
「絵茉、毎日いつもの薬は飲んでいるか?」絵茉はいつものように答える。
「はい・・・。」
「ピルを飲み忘れると後で困るのは絵茉、君だぞ。」
「わかっています。」
「絵茉は良い子だな、君は私のいう事だけ聞いていればいい。」
毎週、いやらしい儀式が終わると二人は必ず同じ会話をしていた。
全ての欲望を出し切った一馬が絵茉を解放したのは、深夜1時だった。