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恋愛レッスン?
【女性向け 官能小説】

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「そういえば、渡辺さんにはまだ話してないのか?」
「・・・真子ちゃんには、話してない」

「清水にも考えはあるんだろうけど。早く話した方がいいぞ」
「あぁ」

なに?
清水さんが女性に告白することを私に話したかってこと?

もう、私と遊んでいる暇はない。って?

「きちんと真子ちゃんには話すよ」
「だな」

始めは、清水さんが女性にフラれる原因を探そうとして。
それが会う目的だったけど。

だんだん会うこと自体が楽しくなって。

好きな女性と上手く行っても、それが私のおかげだなんて。
そんなことを言われたって嬉しくないよ・・・

私は書類を届けるのも忘れてエレベーターに乗り、その階から立ち去った。
しばらく違う階の給湯室で時間をつぶし
二人が廊下からいなくなったころを見計らって
広報へ書類を届けた。

「今日も、昨日のお店に行く?」

そう清水さんからメールがあったのは夕方前。

「行きたいです」


しばらく考えてからそう返事をした。
会えるうちに会っておきたい。

清水さんの恋が成就する前に―――







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