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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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元カレの秘密-2

自然とため息が出る。
その時、奈々子の隣のイスに誰かがドスンっと座った。

「ため息なんてついて、悩み事〜?」

「亜美!久しぶり!!亜美も休憩?」

「やっと休憩だよ〜!もう脚パンパン・・・。あー、肩も痛い!」

彼女は缶コーヒーを飲みながら、両脚をさすった。

亜美は奈々子の看護学校からの友人で、この総合病院にも一緒に入った。
奈々子は小児科で、彼女は整形外科の看護をしている。

「私も・・・さっき予防接種の子に引っかかれた。」

「あー小児は体力勝負だよね〜。まあ、子どもは可愛いけどさ。」

「そうだね。」

「あ、それよりさ。来週うちの旦那、出張でいないんだ。飲みに来ない?」

「いいの?行く行く!私も久しぶりに亜美と飲みたいと思ってたんだ。」

「結婚してからさー、友達付き合いも減っちゃってね・・・。最近寂しいんだ。」

「そういうもんなの?」

「そうそう、みんな気遣ってさ。しかもうちら勤務時間バラバラじゃん?」

「・・・言われてみればそうだね。」

「奈々子彼氏と別れたんでしょ?いいよ!グチ聞いてあげるから!!!」

「あー・・・うん。」

「何?その微妙な返事。」

「別れたと思ってたの私だけだったの。今日また話し合い。」

「そうなの?うーん・・・幸雄くんってさ、なんか頑固そうだもんね。」

「わかる?そうなの!!人の話聞いてくれないって言うかさ、
自分がいつも正しいみたいに言うんだよ。私もう疲れちゃって・・・。」

「でもそんな彼と結婚したーいって前、言ってなかった?」

「あの頃はね・・・。亜美もそうだけど、次々と友達が結婚してたら焦ってきてさ・・・。本当誰でもいいから結婚しなきゃって思っちゃったんだと思う。」

「でもまぁ・・・、それならさ、幸雄君と結婚できなくてよかったじゃん!運命の相手じゃなかったんだって。それにまたいい出会いあるって〜!」

「ありがと・・亜美。」


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