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年下カレシ
【女性向け 官能小説】

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出会い-7

彼らは料理とワインを注文し、いつもと変わらない時間を過ごした。

しばらくすると幸雄はすっかりと満腹になって、ほろ酔いになってきた。
彼は次の日仕事が休みだそうで、機嫌が良さそうに奈々子に仕事の近況を報告していた。
後輩がやらかしたミスを自分がカバーしただの、
新しい取引先の人たちとの接待がうまくいっただの・・・

奈々子は特に興味がなかったが、愛想よく相槌をうってやり過ごした。

何気ない会話が途切れたとき、
今なら自分の話を聞いてくれそうだと思い、奈々子は意を決して彼に尋ねた。

「あのさ、幸雄は結婚についてどう思う?」

「結婚?どうしたのいきなり?」

「最近私の周りが結婚ラッシュだからさ、ちょっと思って・・・。
それにほら、私たち・・・いつか結婚しようね、って約束したじゃない?」

沈黙が流れる。

(どうしよう、自分から何かまたしゃべりかけた方かいいのかな・・・?)

と奈々子が迷っていると、幸雄が口を開いた。

「・・・奈々子は今すぐ俺と結婚したいの?」

「えっ、私? えっとぉ・・・」

彼女は頷いて、小さく「うん。」と答えた。


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