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私日記(SMの始まり)
【SM 官能小説】

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私日記(SMの始まり) -2

それから、1年後大学2年になるとレンタルビデオが流行り出し、食費を削ってデッキを買い、ビデオを借りる様になった。
 その頃、夕暮れ族やマントル(マンショントルコ)が流行り映画化もされたが、値段はかなり高く貧乏学生には無縁であった。行けたのは、ノーパン喫茶店であった。彗星ごとく現れた『イブ』に依ってもたらされた現象は凄かった。床は鏡張りで、裸に前掛けみたいな小さな白いエプロンをしていた。インスタントコーヒーが一杯1,500円、ミルクが1,000円これには、ミルクを乳首から垂らすと言うサービス付であったが、一回いったら摘発を受け潰れた。
(ノーパン喫茶から10年、ランパブ(ランジェリーパブ)が何件か出来たが、歳のせいか、新鮮味がなかったか、分からないが感動がなかった)
 繁華街には、ファションマッサージと称して店が出だした。今で言うとヘルスである。その頃のソープランド(当時はトルコ風呂と呼んでいた)の値段が20,000円相場で、ファションマッサージは5,000円でした。たまに通うようになり、可愛い子が多いなと言う印象がありました。大学在学中に世の中の性風俗は少しずつ変化して行きました。

 会社員になり、私は自由な金と時間が出来ました。ヘルスよりソープに行きだし、映画館よりビデオで鑑賞をしました。鑑賞するのは、上映中の映画(
当時は上映と同時にビデオが販売になっていた。値段は入場料の10倍が定番であった。レンタルも一泊二日で1500円と入場料とかわらなかった)であった。でも、地方の若者にとっては嬉しかった。
 レンタルしている中に、日活ロマンポルノがあり、団鬼六シリーズがあった。当時は三代目の高倉美貴が全盛期でした。それを何回も見て縛り方の手本としました。

 スポーツ新聞の広告欄にSM倶楽部が掲示してありました。私は早速公衆電話から話をしました。(当時は携帯も無く、あったとしても自動車電話と言って自動車に固定して使用していました。私は見た事はありませんがショルダーホンと言う肩掛けの携帯電話があったそうです)
九州の首都博多に出来たらしく、私は電車で行きました。私は、その指定されたビルの一室には○×企画商事と書いていて、インターホンを鳴らすと女性の声がした。
「予約した浜崎です」と言うと、ドアが開き応接間に案内されコーヒーが出された。そのコーヒーを飲みながら、プレーについての要望を聞かれた。
 私は、映画の様に出来ると勘違いをしていた。簡単に人を縛れると思っていたからだった。

 私は、シャワーを浴び、プレールームでソファにバスタオルを腰に巻き座っていた。少しして、ナオミ嬢が部屋に入って正座した。格好は、透通ったピンクのベビードールに紐パンティ、赤いピンヒールを履いていた。
「お帰りなさい。ご主人様。ナオミと言います。調教お願いします」と頭を下げた。
「まずは、縛ろうか」と私は言って、赤い縄を彼女に後ろ手にしてもらい縛ったけど、上手くいかない。10分もすると、ナオミ嬢は、
「お客さん。初めてですか?」と聞いたので、私は、
「はい。そうです。でも、映画みたいに行きませんね」と言うと、ナオミ嬢は、
「この世界はMから始めると楽しいですよ。縄を解いて下さい。私がレクチャーしますから」と言われ、私はナオミ嬢の縄を外した。
 ナオミ嬢は、ソファの近くにあったテーブルにバイブやローションをならべて、私に正面向いて正座する様に指示した。
 ナオミ嬢は、私に黒くて太い首輪を掛け、バラ鞭を手にした。そして、豹変した。女王様モードでしょうか。突然、
「ご挨拶」と言うと、バラ鞭を床に叩き付けた。(後になって分かったのですが、バラ鞭は音程には痛く無く程よい刺激がありました)
私は、体がピクと動きました。ナオミ嬢は、空かさずに、
「足を広げてみて」と言った。私は、足を開くと男根が勃起していました。
「なんだ。どMなの」と言われ、私は顔が熱く紅くなった。
「自分の身分を分からせないといけないね。そうしないと、貴方が可哀想だから。まずは、名前ね。ポチで良いわね」と言われ、私は、
「はい」と答えた。ナオミ嬢は、私の首輪を掴んで、
「ペットはワンと鳴くのよ」と言われた。
 そして、私の男根をヒールの先でクルクルと回し遊ぶと、
「ポチの先走りで汚れたわ。綺麗に舐めて」と言い、
ヒールを私の口元に差し出した。私は、ヒールを両手で持ち、舐め始めていた。


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