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恋愛レッスン?
【女性向け 官能小説】

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株主総会も終わって、とりあえずホッとした。
総務部の役目は総会の広い範囲の裏方で疲れたな。
なんて思っていたら夕方、先輩の谷城さんに

「渡辺さん。総会も終わったし同期で飲みに行くんだけど
一緒にどうかな?私の同期だけど気が置けない連中だから」

と飲みに誘われた。
先輩の同期と飲みに行くのは気が引けるけど。
もう今日ぐらいは残業もしないで帰りたかったし、
何時に落ち着くか分からなかったから友達と約束もしていない。
そして、一人で外食はしたくないけど、自炊する元気もない。

瞬時にそんなことを考えて
「お邪魔でなければ」
と、ついて行くことにした。

飲みに、と言ってもいつもの居酒屋なので特に変わりはないのだけど
今日はそれぞれの部署で総会の打ち上げをやるのか、
居酒屋に、同じ会社の人はまばらだった。

総務以外の部署はさっさと終わったようで、私と谷城さんが最後だった。

「ごめん。遅くなって。この子3期下の渡辺さん。
今回の総会ではものすごく頑張ってくれたから。
営業の皆さん、奢ってやって」

なんて笑いながら仲間に入った。

そこにいたのは、海外事業部の宇野さんと外食営業の横手さんと、
この前N.Y.から帰ってきた建築営業の清水さんというものすごい面々だった。

気が置けないって・・・

私はその豪華な面々にビックリした。
「谷城さんの同期って凄いですね」

あ。広報の柳下さんもいた。

気が置けない。か・・



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