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あるお伽噺
【ファンタジー 官能小説】

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序章-2


そんな両親の苦労を全く知らない・・・いえ、全く気がついていない三女の姫は、
こともあろうか、ついに城を脱走してしまったのです。
脱走と言っても彼女にとっては、森の中を駆け回ってみたいと思いついただけでした。

ところが彼女は一人、森の中で野ウサギを追い掛け回しているうちに、
迷子になってしまいました。

当然です。彼女は方向音痴で、どこから森に入ったのか、
道順を全く覚えていなかったのです。

困ったお姫様は途方にくれました。
泣きながら、もう一人で勝手な行動はしないから、誰か助けてください。

そう願ったのです。

すると、お姫様の願いが神様に届いたのか、
一人の男が彼女の目の前に突然現れたのです。

親切な男の人は彼女をお城まで案内してくれるといいました。
彼は偶然通りかかった狩人でした。

無事にお城に帰ることが出来たお姫様。
王様とお妃様はこの親切な男に、姫を助けてくれた褒美を、
なんでもあげると言いました。

しかし男は、姫を嫁にくれ。と言ったのです。



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