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それでもあなたに恋をする
【母子相姦 官能小説】

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それでもあなたに恋をする-20

「最近生理が来てないんじゃない?」
「えっ?うん・・・・」
「いつから?」
「2月・・・・」
「そんなに?明日病院で診てもらおう?」
美月はその時母にバレたのでは?と不安になったが
「もしも悪い病気だったら大変でしょ?」
母は美月が妊娠しているかもしれないって事は全く頭になく、本当に病気を心配していた・・・・美月は断り切れず病院に行った。美月は健康で病気じゃなくて、妊娠している事がはっきりとした。
中絶出来る期間は過ぎてしまっていて産むしかなかった・・・・父も母も子供の父親は誰かとしつこく聞いてきたが父親の名前を言う訳にはいかなかった・・・・父親は実の兄・・・・そして二人の息子だから・・・・もしこの子の父親が兄だとわかると、兄は今度は本当につぶれてしまう・・・・そんな気がしていたから・・・・周囲の期待に応え続けて行く事がプレッシャーとなりそのストレスの捌け口を美月に向けてしまった・・・・そんな兄が妹を妊娠させたと知るとどうなるか・・・・想像したくなかった・・・・
美月の顔を見れば、子供の父親は誰かと美月を責め続け、美月がいないところでは互いにそっちが悪いと責め合った・・・・しかし、美月のお腹が目立って来るようになると、美月の将来のためという理由で、母の実家である祖母の家に移った。
病気療養という理由で学校も辞めてしまった・・・・兄には内緒にしていたのだが、9月に入っても美月が家にいない事を不思議に思った兄は家に帰って来て、美月が妊娠している事を知った・・・・
『美月?俺・・・・』
兄からの電話だった・・・・美月はあの日以来兄から電話はおろかメールすらやりとりしていなかったので何かあったのかと不安になった・・・・
『美月・・・・妊娠してたんだって?あの時の子供だろ?なんで言ってくれないんだよ・・・・』
「違う!兄さんの子供じゃない!」
咄嗟に美月はうそをついた・・・・それからまわりを気にすると、祖母はお風呂に入っているようで、美月は祖母に聞かれないように外に出た・・・・
『うそつけ!あの頃美月には彼氏なんかいなかったじゃないか!それに・・・・初めてだったんだろ?』
そう言われると美月は何も言えなくなってしまった・・・・
『ゴメン・・・・俺のせいで・・・・』
「違うよ・・・私が悪いの・・・・妊娠してるかも・・・って前から思ってた・・・・でも・・・怖くて病院へは行けなかった・・・・だから兄さんは悪くない・・・・悪いのは私なの・・・・」
『だけど俺があんな事をしなければ・・・・』
「その事は忘れる約束でしょ?兄さんは何もしてないのよ・・・・それでいいでしょ?」
『それでいいわけないだろ!』
「いいのよ兄さん・・・・言ったって誰も幸せにはならない・・・・お父さんやお母さんをもっと苦しませるだけ・・・・」
『そうかもしれないけど・・・・本当にそれでいいのか?』
「うん!兄さんも伯父さんになるんだからこの子の事を可愛がってね・・・・」
『ああ・・・・』
電話はそれで切れた・・・・美月は祖母の家に戻り今まで通り過ごしていたが兄の事が心配になって電話しても通じず、メールをしても返信はなかった・・・・1ヶ月ほど過ぎても連絡がつかなかったので、祖母を問い詰めると、兄は1ヶ月前に事故で亡くなったとの事だった・・・・お酒に酔って歩いている時に足がもつれて倒れ運悪くそこに自動車が来てひかれてしまった・・・・出産を控えた私への配慮から内緒にしておいたそうである・・・・私は兄が亡くなっていたという精神的ショックと、まだ大人になり切れていない自分の体のせいか急にお腹が痛くなり診療所に運ばれた・・・・



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