隣の姐(あね)さん-7
7.
姐さんは、女の子を産んだ。良子と名づけられた。
町の高校を出た僕は、技術者になりたくて東京の大学に入った。
工学部機械工学科は勉強が忙しく、休みにも帰省することなく、卒業と同時に就職をした。
久しぶりに家に電話をすると、隣のおじさんが死んだといった。働いていた工場の事故で大怪我をして病院に入っていたが、亡くなったそうだ。
姐さんの途方に暮れた顔が浮かんだ。
(姐さん〜〜〜)
取るものもとりあえず、上野駅に駆けつけた。
葬式の終わった座敷で、姐さんが一人で座っていた。身内も会葬者も既に帰った後だ。
姐さんと向かい合って座った。
喪服を着た姐さんは奇麗だった。胸元から、真っ白い肌が、目に眩しい。最後のベッチョをしたのも、この部屋だった。
「姐さん」
姐さんの目を見詰めながら、手を引いた。
姐さんは、頷いて立ち上がると、部屋の電気を消した。
座布団を敷いた上に、姐さんを押し倒した。
「タケちゃん、どうしたらええんやら、分からんのよ」
「可哀想な姐さん、僕もう大学出て働いてるんよ、力になるすけ、心配せんでええよ」
姐さんは、僕の胸に顔を押し付けて、何度もうなずいた。
僕はガールフレンドも無く、姐さんを想いながら時々オナニーをしていただけなので、溜まるものがしっかりと溜まっていた。
さっき、喪服の胸元から覗く真っ白な肌を見てから、男根はめきめきと勃起をしていた。
姐さんの心情を思うと躊躇う気もないではないが、既に何度も情を交わし合った仲、胸元に顔を突っ込み乳首を吸い込むと、手は裾をはだけて内股を探っていた。
「タケちゃん、立派になって」
姐さんは、抵抗することもなく、素直に股を開いた。
ベッチョは、濡れていた。女は逞しい。
亀頭を穴にあわせて腰を重ねると、ヌルヌルと嵌りこんだ。
「姐さん」
「タケちゃん」