接近-1
「丹野さん、聞きたい事があるんだけどいいかな…」
二度目の産休から明けた紗英は良く健太郎を頼るようになった。もともと社内の男性社員とはあまり会話を持たなかった紗英。社員の入れ替わりも激しく紗英に取って昔からいる健太郎は頼もしく感じていた。加えて何を聞いても大抵は明確な答えを返してくれる健太郎を信頼していた。
「あ、これはね…」
丁寧で優しい昼の顔で紗英に接する健太郎。いや、仕事中は陽菜も含めて全員に優しい。そんな健太郎を見て女子社員達は健太郎と話す女子にジェラシーを感じてしまう。健太郎が裏の顔…、本性を見せるのは陽菜だけであった。内勤している時にしょっちゅう女子社員を陰に連れ込み猥褻行為を行っているが接する態度は甘く溶けそうなものである。何故か陽菜には本性剥き出しで接していた。
「ありがとう。いつもごめんね??」
「いや、いいよ。大変だよね。復帰直後だから。」
「ううん?早く覚えるから、それまでは宜しくお願いします。」
丁寧に頭を下げる紗英。胸元から中が見える。一瞬であったが健太郎の脳裏には強く焼き付く。デスクに戻る紗英の後ろ姿。若い頃にも感じた色気が益々強くなっていた。
(くそっ!ムラムラするぜ。あの女、益々男を誘惑するエロい女になりやがって…。ダメだ、収まりつかねー!)
無性に性欲が奮い立つ。今すぐにでも紗英をどこかに連れ込んで無我夢中で犯したい気分だ。最低その願望を何かで晴らさずにはいられなかった。
「芹那ちゃん、ちょっと手伝ってくれるか?」
事務の芹那を呼び出す健太郎。
「あ、はい!」
何をされるか分かっているような目の輝きだ。多くの女子社員達のジェラシーを含んだ視線を感じながら芹那は健太郎と事務所を出る。
会議室に入るとすぐさま鍵を締める。そして芹那を抱き寄せ耳元で囁いた。
「芹那ちゃん、フェラチオしてくれるか?」
耳にかかる息にゾクッとしながら答える芹那。
「はい。」
芹那は健太郎の足元に跪きチャックを開けペニスを出す。既に重力と反する力で反り勃つペニスを右手で軽く握り口を開く。
「チュパ…」
「フゥゥ…」
気持ち良さそうな溜息を溢す健太郎は芹那の髪を撫でながら事務服姿のままペニスを加える芹那を見つめる。
「上手いよ、芹那ちゃん。気持ちいいよ…」
「ありがとうございますぅ。」
嬉しそうにニコッと笑う芹那。そんな芹那を見ながら健太郎は思う。
(若くて可愛いだけの大したことない女はフェラチオぐらい上手くないとな…。何の取り柄もないんだから。)
頭の中で卑下して興奮する健太郎であった。