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“魔”の代償〜狙われた人妻事務員〜
【熟女/人妻 官能小説】

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熟れた女-1

 「今日からまたお世話になります。宜しくお願いします。」
二度目の産休から復帰した紗英。復帰した紗英はうっとりするようないい女になっていた。若い時から健太郎だけが感じていた滲み出るような色気がプンプンと漂う、まさにいい女になった。見るだけで男をいやらしい気分にしてしまう女…、そんな女になっていた。
 10年前から会社のメンバーもだいぶ変わった。健太郎らのセフレ、山岸舞菜は、健太郎らとつるんで遊んでいた酒井篤史と結果して退社した。その篤史も数年前に転勤、その他の仲間も辞めたり転勤したりで居なくなった。健太郎は意外にも成績がよく、この支店の生え抜き社員として将来の支店長候補として残されている。この支店は全国でもトップクラスの業績を上げている。
 とは言え紗英とは相変わらずの関係だ。特に仲がいい訳でもなく、悪い訳でもない。当たり障りのない関係は変わらなかった。
 成績優秀で男として渋みを増した健太郎は女子社員からモテる。未婚で彼女も作っていない。だが社内の可愛い女子社員は今までほぼ抱いた。今は可愛い女子社員は5人いるが、全て抱いた。過去形ではない。殆ど日替わりで抱いている。柏田由紀、小島優子、大島陽菜、南野友美、吉田敦子…、それが今の遊び相手だ。柏田由紀と小島優子以外は彼氏持ちだが、彼女らから抱かれたがっている。もし健太郎と付き合えるのであれば、すぐに彼氏と別れるつもりでいる。
 健太郎はどちらかと言うと彼氏持ちの女を抱くのが好きだ。彼氏の知らないところでその女を抱く優越感がたまらなくなる。それに夜、散々乱れた女を事務所で見るのが楽しくて仕方ない。特に営業として働く大島陽菜は一番のお気に入りだ。良く同行で営業回りをする。
 ビシッとしたスーツを着て仕事をする姿がカッコいい陽菜。男顔負けの能力を発揮し、常に成績はトップクラスだ。しかしセクハラに非常に敏感で回りも一目置く存在だ。浮いた話は一切受け付けないキャリアウーマン的な存在感ある女性だ。運転も自分でする。今も自らハンドルを握り健太郎を乗せて営業回りをしている。しかし…。
 「丹野さん…、行きませんか…?」
今日は早く終わり後は帰社するだけだ。運転しながら陽菜が言った。健太郎はニヤリと笑う。
 「どこに…?」
焦らす健太郎に陽菜は会社では見せないような甘えた表情を浮かべて答える。
 「ソコ…」
陽菜は健太郎の言葉を待たずにハンドルを切りラブホテルへと入って行った。


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