はじめましてマスター-1
土曜の午前10時ぐらいか…弘は呼び鈴のブザー音でたたき起こされた。
昨日は深夜アニメを見終わった後パソコンでエロサイトやエロ動画を見て眠ったのは明け方近くだった。
弘はパジャマ代わりのスエットのままノロノロと起きだして玄関の扉を開ける。
「どもっ!ノラネコアスカの宅急便です。お届け物です。」
玄関前にいたのは宅配業者の配送員だった。
しかも、男二人ががりで運んできたのは玄関の扉をぎりぎり通るでかい立方体のダンボールの箱だった。
「はんこ。お願いします。」
はんこをとりに奥に行くのが面倒だったので伝票を差し出す配送員に弘はサインで応じる。
「ありがとうございます」
配送員は迷惑なまでにでかい箱を玄関を入ってすぐの場所に置いてさっさと行ってしまった。
弘は始めその箱がなにか思い出せなかった。
さすがにじゃまに感じて移動しようかと考えたが重くてまるで動かなかった。