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冥土の土産
【熟女/人妻 官能小説】

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冥土の土産-2

2. 
 唯一、不自由なことがあった。
 身体が自由になり、ストレスもなくなると、自ずから体力が余ってくる。
 夜毎、ベッドが温まると股間が疼いて、こんなことなら、もっとかみさんとおマンコをしておけば離婚をされなくてもよかったのかなと後悔するが、既に手遅れだ。
 やむなく一人肉棒を扱いて、かつての部下のA子、B子を思い浮かべては、ティッシュに想いをぶちまけて憂さ晴らしていた。

 仕事以外に趣味らしいものを持たなかった豊に、唯一の特技、社交ダンスが転機をもたらした。
 正式に習ったわけではないが、ダンス好きな同級生に誘われて、ダンスパーティーに行くに当たって、手取り足取り即席のステップを習って、そこそこにリードが出来た。

 未だ血気の覚めやらぬ有閑後家連中が、ゲームデーのイベントに飽き足らず、施設の管理者に文句をつけた。たまたま、豊がダンスをすると聞いていたので、皆に諮ると是非是非ということになった。
 豊も手持ち無沙汰を持て余していたので、それではということで豊の指導でダンスパーティが始まった。
 女7人に男が一人という入居者比率で、圧倒的に男が足りない。やむなく女性にも男ステップを教えて、何とかバランスを取るようにしたが、当然、数少ない男性は引く手あまたとなった。取り分け豊の人気は、凄まじいほどになった。

 豊も悪い気はしない。
 そこそこもてはしたが、妻ある身では羽目を外すわけにも行かず、浮気らしい浮気をせずに過ごしてきたが、今は籠を放たれた小鳥のように、何をしようが天下ごめんだ。

 
 ステップを踏みながら抱擁する菊池律子の胸元から、熟れた女の匂いが漏れてきて、鼻をくすぐる。
 歌手の五月みどりを思い起こさせる容姿を持つこの律子が、豊のお気に入りのパートナーだ。あまり美人美人していないが、何ともいえない色気があり、ダンスも上手かった。
 脳が刺激をされると、男根は反応してモリモリと立ち上がる。
 なるたけ当たらないように気をつけていても、動いているのだからそうは行かない。勃起をした男根の先がチョコチョコと、律子の太腿に触れる。律子はそ知らぬ顔をして、摺り寄ってくる。

 そっちがその気ならと、豊も大胆になる。人目に付かないように、柱の影、人の背後に隠れて、出っ張りを押し付ける。

 (まあ、先生、元気のいいこと)
 先ほどから、豊の胸に乳房が押されて、律子の乳首がシクシクと疼いていた。疼きは徐々に広がって、クリトリスの下からお露が漏れ始めた。
 動きの弾みに、豊のモノが腿を突つく。腰の力が抜けそうになって、慌てて豊に身体を預けた。 
 
 (先生ったら、そんなこと・・・)
 寄せた股間を、豊のモノが突き上げる。
 (先生、今はそれまでにしてェ、もう歩けないわ)
 流れ出たお露で、股の間がヌルヌルと滑る。

「先生、ご相談したいことがあって、今夜会っていただけないかしら?」
「ああ、いいですよ。鍵を開けておきますから、ノックをしないで入ってください」
 


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