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変容
【教師 官能小説】

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萌芽-4

「終了だ。」

 その声が耳に届いた時、恵は陰茎を離した自らの口がありえない言葉を発するのを聞いた。

「動いて…ください。」

 解放のチャンスとイラマチオのリスク、その二つを天秤にかけ、激しく葛藤していた最中に思わずこぼれ出た言葉に、誰より恵が驚いていた。
 しかし、今更取り消しは出来ない。否、やはりそれしか道は無い。

 己の発した台詞に後を押されるように、続く言葉が口から出る。

「お願いです!顔を掴んで動かして下さい!!」

 恵自身からのイラマチオ要求。
 髪は乱れて額に付き、よだれで口周りだけでなく胸まで濡らす恵の懇願に、男は冷たく答えた。

「口に出して欲しいか?」

 一も二も無く答える恵。

「はい!」

 男の返答は…

「『私の口マンコを使って下さい』」

 …!!

 卑猥極まる台詞の要求。
 でも、もう言うしか無い…。

「わたしの…口…。」 

 教師として、妻として、母として、口にすることはもちろん、聞く事すら一生無かったであろう言葉。
 しかし、ここで言わないなんて選択肢は無い。

「わたしの口…マン…コ…つかって…くだ…さい。」

 男は無反応だ。
 あまりの恥辱にショートしそうになりながらも、恵はもう一度言い直した。

「私の…口マンコを…使って下さい。」

 男は無言で恵の頭を掴んだ。

 一切の遠慮が無いそのやり方に、痛みで顔をしかめる恵だったが、そんな事はお構いなしに男側に引っ張られる。
 恵は四つん這いの姿勢を前に引き倒されて、たまらずうつ伏せになるが、更に男は、そのままその頭を捻るようにして恵を仰向けにした。

 されるがままの恵は、男を見上げながら、今から始まるであろう地獄の責め苦に怯えるばかりだ。

“覚悟を決めるしか無い。あれだけ一生懸命フェラチオした後だもの。きっとそんなに長くはないはず…。”

 希望的観測だとは分かっている…分かってはいるが、それに縋るしかないほど恵の心理状態は切迫していた。

「バンザイしろ。」

 言われるがまま両腕を上げる恵。ほとんど無い胸が更に平坦に引き延ばされる。数日間全く処理していない脇にはゴマ粒を散らしたように黒い脇毛の斑点が男の目に晒されるが、今はそれどころではない。

 男は仰向けになった恵の上胸部を跨ぎ、そのまま腰を下ろした。
 恵の胸骨中央には男の陰嚢、下顎辺りには陰茎がある。

「うっ…。」

 胸に男の体重がかかり、声が漏れる。胸式呼吸が障害されて呼吸が苦しい。
 しかし、男はそれを気にする素振りも見せず、恵の後頭部に片手を回し、無理矢理首を前屈させた。

 自然と唇とペニスの先が近づき、男は恵の開いた口に、もう片方の手を使って屹立した陰茎をくわえさせる。
 口内に入り込んできた男の陰茎は恵の口腔上壁を擦り上げるように奥に侵入してきた。

「口を閉じろ。」

 鼻で呼吸しながら指示通り口を閉じる。

 一秒でも早く終わらせるには、少しでも刺激が強い方がいい。
 本当なら思い切りペニスを吸い上げるくらいはしないといけないのだろうが、以前の事がトラウマになっている恵には、そっと口を閉じるくらいが精一杯だった。

 男は、己のペニスが生暖かい粘膜に包まれるのを確認すると、両手を恵の後頭部に回し、その頭を容赦なく前後に揺さぶり始めた。
 そのスピードは秒間2回程。始まりからかなりの速度だ。

「…うぷっ!…ぷっ!」

 頭が前屈させられるたびに陰茎が喉奥を突いて息ができなくなる。
 口と言うよりは喉が犯されているようだ。

「…ぶっ!…うぐっ!」

 反射的に吐き気が誘発され、自然と口が開くが。呼吸が楽になったりはしない。
 自分の頭と口を精処理の為の単なる道具として使われている感覚。そこに恵を生きた人間として扱う意思は微塵も感じられない。

 蘇る窒息の恐怖に全身が緊張する。

 息がつらい。
 首と頭が痛い。
 怖い。

 極限状態に置かれた恵の思考は次第に鈍り、ただ身体だけが陰茎の出入りに合わせて浅く速い呼吸を繰り返すようになっていく。
 恵の生存本能と順応性の高さは、自身の口をオナホール化する方向で発揮されつつあった。


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