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マリネしたマジックマッシュルーム
【痴漢/痴女 官能小説】

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2.-6

「あー、そうね、私が悪かったよ」
 由香里は彩希が誰とも付き合ったことがないのを知っていたから、「代わりに私が見て教えてやろっか?」
「そんなことしたら殺す」
「……マジ声で言うのやめてよ」
 思い出した康介のシンボルは、彩希の頭の中からなかなか離れなかった。サッカーで鍛えているのに全体的な線は細い。プレイの時の「当たり」とやらに耐えるためにはもっと体幹を鍛えなければならないと悩んでいるが、テレビで見る代表選手のようにゴツゴツとした筋肉がついたらスタイルの良さが台無しだ。そんな弟の股間から突き出ていた雄の哮りは、思いの外――男らしかった。聞き知ってはいたが、あそこまで猛々しくなるものだとは思わなかった。肉の塊は彼の体の一部とは思えないほど異質だった。自分が部屋に飛び込まなかったら、弟はアレを扱き続け、最終的には悦びの生理現象とやらを果たすつもりだったのだろう。
 具体的にどんな物がどう出るのか想像できなかったが、不思議と嫌悪感は抱かなかった。そういう生理現象があるということは、康介も男になったということだ。好きな女の子と、そういう行為ができる資格を得ているということになる。
「てか、いつまでもあんたと下ネタ話してるわけにはいかんから、切るよー」
 由香里が電話を打ち切った。康ちゃんのアレは下ネタなんかじゃないやい、と彩希は切断画面を見ながら毒づいた。





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