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琴美のフェティシズム
【学園物 官能小説】

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見抜かれて-4

「やっぱりね。イッちゃった?」

内科医の真剣な表情は変わらなかったが、どこか優しさに溢れていたような顔つきだった。

自分のはちみつでベトベトになった胸は、予想以上にいやらしく、光沢を放っていた。

「君、途中から目がとろん、としててさ。息遣いも荒くなってて。まさかとは思ったけど、本当に胸だけでイッちゃうなんてね。どんな体してるのよ。」

内科医は、べっとり付着したはちみつまみれの親指を私の口に突っ込んできた。

思わず入ってきた、内科医の親指に自分の舌が触れる。

とっても甘くて、どこかいやらしい味。

「せ…先生にアタシやめてって…言ったのに。やめなかったせいじゃない…。最低…。」

この内科医に腹が立っているのに、私ははちみつが思った以上においしくて、内科医の指を舐め続けていた。

「やめてって言って、本当にやめちゃったら、それはそれで嫌だったんじゃないの?」

それまで真剣な顔をしていた内科医は、フッと笑顔になった。

図星だった。私はもう途中から、羞恥心など捨てて、快楽に身を任せていた。


「君の顔、可愛かったよ。さ、体拭いてあげるから起きて。」

力が入らなかったことも気付いていたのか、手を差し出して彼女は私の体を起こしてくれた。

そこからは、他愛のない会話をしながら、はちみつまみれの私の体を内科医がバスタオルで拭いてくれた。

このスタイルがよくて綺麗な内科医に、私の性癖、気持ちのいいコト、願望、全て見透かされていた。誰にも見せたことのない私のイキ顔ですら、晒してしまった。

一人でオナニーしている時以外で、乳イキさせられたのは初めての事だった。


気持ち良かった、なんて言い方はなんか負けた気がしたので、「ありがとうございました。」と一応お礼だけ伝えて、私は部屋を後にした。

「…琴美さんか。非常に興味深い体してるのね。可愛いな。」

この内科医とは、最初で最後の出会いだと思っていたのに…。



続く。


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