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淫靡なる楽譜
【二次創作 官能小説】

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淫靡なる楽譜-4

―――ギシ・・・ギッ・・ギシ・・・



―――ユサユサユサ・・・



“あッ、ああ、あ・・・”


聞き間違えない断続的に洩れ始めるシフの感極まった声。

直接見えない男の下のシーツの海から、シフの長い両足の影がニュッと飛び出し、
ナイトハルトの腰付近に巻き付く。


男の影はそれに応えるかのように動き続けた。




―――ユサユサユサ・・・


“オゥ・・・オオ・・・んゥ・・・”



揺れ続けるベットと、

激しく大きくなるシフの野性的な喘ぎ。


彼等が発する熱気か又は外気のせいか、
彼らを覆い隠している薄み緑の幕もふわりふわりと揺れていく。




やがて身体の動きは止めぬまま、ナイトハルトは上体を傾け顔を下へと近づけていく。

男の顔の先にあるのは、
シフ自身の唇か乳房か。



やがて男の身体が下へ引き込まれたかのように引っ張りこまれ、
次の瞬間には下に横たわっていたシフと入れ換わる形になった。


同性とはいえ、ディアナにとってはこうして間近でシフの裸体を見るのは今回が初めてである。


耳元付近で短く切り揃えられた金髪を空中で激しくたなびかせ、

カーテンの表面には浮かび上がっているのは、
常人離れした長身に加えて日頃の武技や乗馬で鍛えられたしなやかな両腕と腰回り、そして掌で包み込めないくらい豊かなの乳房。



―――ギシッ、ギシッ、ギシッ・・・



“ああ〜〜〜・・・あ、あ、あぁぁあ・・・”



腰を緩急つけて上下させつつ、自らの髪を両手でかきあげ胸を自ら揉み上げ、
髪を振り乱しつつ目を潤ませながら声をあげていた。

乱れるシフと繋がっている夫の姿は無論見ることはできないが、

下からシフの乳房を掬い上げるように握ってくる両腕が伸びている。

シフは寧ろ自分から尻を押し付けつつ、
自らの乳房を握ってくる男の掌に自分の掌を重ねた。



“こんなの・・・あふっ、あっ、くっ、アッ、んんっ・・・・”



彼女の日焼けし始めた白い肌は上気し、燃え上がる身体からは汗がにじみ出している。

ディアナが覗いている場所からも、
シフが全身半狂乱になって乱れているのが分かる。




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