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『Twins&Lovers』
【学園物 官能小説】

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『Twins&Lovers』-159

「………」
ひょっとしたら、想いが走り過ぎて、なにか不安を感じてしまったのかもしれない。
勇太郎は、唇を寄せてひとみのそれに重ねあわせた。不安を吸い取るように、強く唇を吸う。
「ん……んむ……ふふ……」
 ひとみも、応えてくれた。
「ひとみ……愛してる」
「ほんと……?」
「誰よりも、愛してる」
「嬉しい………ん、んん……」
なんども唇を重ねる。想いを紡いでくれた彼女の唇に答えを返しながら、勇太郎も溢れる気持ちに音を添えて余さずひとみに注ぎ込んだ。
「ね……して……」
「ん?」
「わたしを、めちゃめちゃに……勇太郎ので、いっぱい、めちゃめちゃにして……」
「………」
 気がつくと、うねうねと繋がったところが蠢いている。どうやら沈静化させた炎が再び燃えあがってきたらしい。今度は、どこまでも登りつめようとして。
「おねがい……愛して……いっぱい、して……」
 魅惑の魔法にかかっている勇太郎は、その誘惑に抗うことなどできはしない。
「いいよ……」
 女神の歌声をもう一度―――。その唇に触れてから、勇太郎は再び腰のリズムを刻み始めた。
「あっ……あっ、あんっ、あくっ!」

 ずっ、ずぬっ、ずにゅっ、ずちゅっ……。

緩やかに律動を再開した勇太郎はそのピッチを少しずつ早めてゆく。
「んくっ、あ、あぁんっ、ん、んっ、んんっ」
三浅一深の原則とキスを忘れずに。
重なった唇は、熱い想いを迸らせる。上の唇は吐息にのせて。下の唇は愛蜜に変えて。勇太郎に刺激を与えて、彼を更なる高みへと誘ってゆく。
 自然、腰の動きは強さを増した。
「あ、ああぁぁ! ん、んくっ、んふっ、あふっ、あくっ!」

 ぐちゃ、ぐちゃぐちゃぐちゃ。

 淫靡な肉の旋律。勇太郎の肉剣に絡みつく媚肉は、益々熱い迸りを生みながら、それでもきつく彼を捕まえて離さない。
「い、いいっ……き、きもちいい……」
「ひとみ……」
「とけちゃう……とけちゃうのっ! ぐちゃぐちゃになっちゃう……!!」
 じゅ、と更にひとみの胎内が、溶かした蝋のようにねろねろになって、勇太郎の硬直した欲棒を包んできた。
「くっ」
 そのあまりにも強烈な刺激に、勇太郎の限界が近づいてくる。装填されたマガジンラックが早くもその出番を待ち望み、連結しているスコープでひとみの中へ照準を合わせていた。
「………」

 ずぬっ、ずっずっずっ!

「あ、あひぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
 深いところで何度も突き上げる。ひとみの咆哮が冷たい空気を震わせている。
「ふかいよ……ふかくて……あ、あついのっ! お、おま×こ、とけちゃう! お×んこ、とけちゃう!!」
卑猥な単語を並べ立て、快楽をむさぼる美の女神。自ら、堕天使となり果て、悦楽の世界で身を爛れさせようというのか。


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