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それでも上書きしたい体
【学園物 官能小説】

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2話 自分勝手-1

「ねぇ、直接触ってみてもいい?」

いきなりそう聞かれたら、さすがの晴菜も体目当てだと思われるかもしれないと勇樹は恐れていた。

彼の中には、あくまで彼氏彼女という関係のもとで許される行為であった欲しかったのだろう。

晴菜は一言「いいよ」と囁く。

一言をお礼の言葉を述べてから、勇樹は晴菜の制服のシャツのボタンを外す作業を始める。

第3ボタンを外した辺りで、晴菜の白いブラジャーが姿を見せる。

勇樹は、途中まで開けたシャツの中に手を入れて、ブラジャー越しの晴菜の乳房に触れた。

シャツの上から触った時よりもより人肌の温度が感じられるが、ブラジャーの少しだけ硬い生地が心地良い弾力をつけて癖になってしまいそうだと勇樹は感じた。

晴菜の胸はつい昨年まで小学生をしていた体とは思えない大きさであった。

勇樹の手のひらに、晴菜の胸は納まりきっていたが、中学生の女子生徒の胸を常に観察していた勇樹は特に、晴菜の発育の良さを実感していた。

乳房とブラジャーの生地の間に手を入れていき、初めて直接触る乳房の感触を楽しみながら、勇樹は手探りで晴菜の乳首を探す。

「晴菜の…大きいよね。その…何カップなの?」

巨乳が大好きな男子中学生の勇樹にとって、初めて出来た巨乳の彼女の胸のカップ数を聞かないわけにはいかなかったのだろう。

「最近測ってないから分からないけど…ブラのサイズはDだよ…。」

厳密には違うのだが、勇樹はこの時、晴菜はDカップであると知り、Dカップというのは自身が想像していたよりも大きいものだったということも知った。

彼は、豊満なアダルトビデオにでてくる女優や、グラビアアイドルの動画や写真ばかりみていたので、カップ数という概念についての理想と現実の区別がついていなかったのだろう。

女性の乳房は本当に柔らかいのだと、勇樹は実感し、晴菜のDカップは勇樹の手によってあらゆる形、方向に変形していた。

「晴菜の胸、柔らかくてすごく温かい…。」

冬の公園の寒さで手は冷えていたが、晴菜の乳房の温かさと柔らかさが相まって、勇樹をさらに夢中にさせた。

「勇樹の手は…冷たいね。」

ふふっ、と少しだけ笑顔の晴菜にまた勇樹はキスを続けた。

別にキスをする必要もないのだが、これが愛ゆえの行為であることを意味付けるためには必要なのだと勇樹は感じていた。

指先に柔らかい突起物が触れて、勇樹は乳首を見つけた。

晴菜の乳首は、勇樹が良く知っているAV女優の乳首とは異なり、小さいものだった。

俺たち男の乳首の大きさと、晴菜の乳首は大差ないように思えた。

指先で晴菜の乳首を弾いたり、つまんだり、小刻みな動きで刺激すれば、晴菜も喘ぎ声を出すだろうと勇樹は思っていた。

女性は乳首を弄れば感じるに違いないと思っていたが、晴菜の表情や様子は、ほぼ変わっていなかった。

ただ、気付いた点があるとすれば息遣いが普段と異なっていたところだった。

晴菜は、勇樹が乳首に触れてから、わずかではあるが呼吸に乱れが生じていた。

晴菜が女子中学生ながらにして、大人の女と同じような喘ぎ声を発する兆しが見えていたのかもしれない。

そんな時、こちらに近づく足音に勇樹は気付き、晴菜の制服のボタンを閉めながらあたりの様子を窺った。

二人は、誰に見られても健全なカップルであるように振る舞った。

自身の気の迷いかどうか確かめるべく、勇樹はベンチから数十メートルある階段へと様子を見に立ち上がった。

「あれ?先輩じゃないですか!」

そこには、今年から入部してきた同じテニス部の陽大の姿があった。

「おう、陽大。何してるんだこんなところで。」

勇樹は頭の中で、陽大は見ていたのか、見ていないのか、前者であればどうにか口止めをしなければならないと、考えていた。

「え?実は親戚の子が迷子になっちゃって…。こっちに来たかな〜なんて思って歩いてきたんですけど、そんな感じの子見かけませんでした?」

陽大は何一つ疑うことのない口調で勇樹の目を見て話している。

勇樹は陽大のその発言が嘘か真実か、という部分についてはもうどうでもよくなっていて、今この状況を追及されていないことに安堵していた。

「いや…小さい子はここに来なかったよ。」

どうやら陽大の言っていることは本当らしく、晴菜の存在にも陽大は気付いていない様子であった。

「そうですか、ありがとうございます!じゃあ、また…。」

陽大は親戚の子の迷子に大分焦っている様子で、その場をすぐ去って行った。

座っていた場所に戻ると、晴菜は気分がどこか落ち着かないようで、ずっと髪を触っていて、目が泳いでいる。

「誰だったの?知り合い…?」

「あぁ…、陽大だったよ。親戚の子が迷子になっちゃったらしくて、探しに来ただけみたい。多分晴菜のことも気付いてなかったよ。」

「そっか…ならよかった…。」

晴菜は安心して、勇樹の方に頭を乗せて一息ついた。

「今日はもう帰ろうか…。それで…また触ってもいい??」

「うん…いいよ…。」

「本当に?ありがとう。大好きだよ、晴菜。」

勇樹はそういうと晴菜の肩を抱きしめてキスをした。

「私も勇樹が好き。」

しばらくキスをした後、二人は家へと帰宅した。


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