お仕置き-2
後ろに流れる紙をまとめて肩にかけると、細い首に白いうなじが現れる。
野田はそこに唇を這わせると、セーラー服の裾へ手を差し込む。
スカートのウエストに仕舞われたキャミソールのすそを引き出すと、そこから侵入した。
「・・・!!」
(や、やだ・・っ)
抵抗しようと手を伸ばしたその時だった。
「なんで俺の顔が見れないのか、そのくらいわかってんだよ」
うなじに歯を立て、ぎゅっと胸を鷲掴みにされる。
「いた・・っ!」
「言ったろ?お仕置きだって。」
力を抜き、やわやわと揉みしだいては、時折ぎゅっと強く握る。
強弱をつけられた掌に翻弄される奈緒子。
その耳元に唇を寄せた野田がささやく。
「昨日のことが忘れられないんだろ?特に、俺の顔見ると思い出すんだろ?こんなところでイカされたこと――――」
「あぅ・・っん・・」
耳たぶを舐められる。
ぬるり、とした感覚に甘い吐息が漏れる。
直後、歯を立て軽く噛まれる。
「・・ッ!」
痛みに顔をゆがめると、歯形をなぞるように舌が這う。
胸を弄んでいた手はブラの中に侵入すると中身を掬い出した。
外周を伝う指先で時折皮膚をつねる。
そこを撫でると少しずつ場所を移動し、先端部に触れないようにしながら胸全体を痛めつけてゆく。
胸を征服すれば、下に降りて腹部、次は脇腹、そして腰、背中――――。
上半身をくまなく這い回った指が、ようやく胸の先端をかすめた。