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飛べない鳥の飛ばし方
【ファンタジー 官能小説】

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秘密の部屋-9


 自分も目を開けたまま、彼女の瞳に映る知らない自分の目を見ていた。
 見たことの無い黄金色の目に、憤りを感じつつも段々とトロンとしてくる彼女の瞳に満足感も覚える。

 それに、ひとつ良い事を発見した。

「続けますね?」

「?ッあッ!」

 何の事だろう?と頭に疑問を浮かべた彼女は、一瞬で悟った。
 そう、自分達は繋がったままだったのだ。

「いや、しかし……」

「いえいえ。この身体は中々良いです。ソコもしっかり順応してくれてます」

「ぅ?!」

 つまり、自分の性器はちゃんと赤の民仕様になっている。

「まあ、まだ痛いですがそこは痛み分け、という事で……」

 そう言って少し腰を動かすと、彼女がひゅっと息を飲んだ。
 なんという事だろう……青の民の自分の時よりモノが大きいではないか……ちょっと複雑な気分だ。

「ひ、あ、まっ んあぁっ」

 ジョリジョリと胎内を抉られ、彼女ははくはくと喘ぐ。

「ああ、貴女の中で鱗が踊って凄く気持ち良いです……貴女も……気持ち良いんですね?」

 少しずつ律動を速めると、胎内で鱗同士が擦れ、耐え難い快感が生まれた。

「あうっ あ やあっ いやぁっ」

 彼女の方にはもう痛みは無いようで、結合部からも透明の液が溢れ続けていた。

「あ あぁ?! いや 何かっ」

「イキそうですか?」

「や こわっ」

「大丈夫ですよ。私に掴まって……っ一緒にイキますから」

 彼女の腕が首に回され、必死になってしがみつく。
 彼女の呼吸と自分の呼吸を合わせてタイミングをはかる。

「ぅあっあっンアァっ」

「ふ うぅっ」

 ラストスパートをかけて彼女の奥を抉るように突くと、モノが一瞬膨れあがった。

「あっ!ああぁぁーーーーーーーッッ!!」

「ぐっ」

 先に弾けた自分にとどめを刺され、彼女も高みへと昇る。

「あ い いぃ」

 しかし、動きが止まらなかった。
 全く萎える気配の無いモノと、赤く染まった視界に支配され、自分はひたすら動き続けていた。

「い゛ あぁっ も やあぁ」

 ガクガクと人形の様に揺さぶられる彼女を認識はしていた。
 頭の中では「止めろ」と叫んでいるのに、身体が止まらなかった。



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