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飛べない鳥の飛ばし方
【ファンタジー 官能小説】

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植物園へいこう-7


 カウル=レウム王の偵察は誰かの依頼を受けてしているのだとばかり思っていたが、もしかしたら、スパイディ自身が何かを知りたかったのではないか?
 その考えが頭に浮かんだ。

ーそこにあったんだ。

 スパイディは確かにそう言った。
 という事は、スパイディの目的は植物園内にある隠し部屋。
 そこにスパイディが探していたモノ、更にはカウル=レウム王の秘密もあるのではないだろうか?

 ジルは唇を舐めてニヤリと笑う。

 何か、酷く危険で凄く面白そうな予感がして、尻尾の付け根が疼いた。

(探るっ)

 外された仕事に首を突っ込めば罰どころじゃすまないだろう。
 最悪、いや絶対に命が消える。
 それでも、銀の民の本能が探るべきだと叫んでいた。

ー続くー



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