車の中-6
「リカが、こんな可愛いとは思わなかった。」
「っ!そんな事ないよ!」
男が褒めると、リカは恥ずかしそうに両手を顔の前で振り否定する。
そんな仕種にも、リカの男慣れしてなさが出てる。
褒められ慣れもせず、上手く受け流せずに照れている。
体は むっちりと美味しそうな大人の女なのに、表情や仕種は まだまだ少女で そのアンバランスさが堪らない。
「本当にリカは可愛いよ。」
「…んっ」
男が更に褒め言葉を重ねながら、指先がリカの耳たぶをくすぐる。
「どうしたの?」
「耳は、だめ…」
男は前に、耳が弱いとリカが言ってたのを思い出して反応を弄ぶ。
口では拒否してるが、俯くだけで声が甘い。