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劇場版『Chocolate Time』 第3話 遺されたナイフ
【レイプ 官能小説】

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greenroom talk〜楽屋話-2

「おかしいと思ったんだ……」修平がコーヒーのカップを手に取った。
「落ち着いたかい? 修平くん」神父尊が言った。
「考えてみりゃ、鷹匠なんてやつ、高校ん時の同級生の中にいた記憶がねえからな。そう言えば」
「興奮した? しゅうちゃん」真雪がにこにこしながら言って、テーブルのチョコレートに手を伸ばした。
「するわけねえだろっ! お、おまえが龍以外の男に、しかもレイプされてんだ。怒りしか湧いてこなかったよっ!」
「ありがとう、修平さん。心配してくれて」龍も笑いながらコーヒーをすすった。

「読者からのリクエストだと言っても、」神父尊が話し始めた。「さすがに『真雪を誰かにレイプさせてください』っていう要求に応えるのにはなかなか悩んだ」
「でしょうね」
「で、相談したんだ、真雪ちゃんに」
「本人に、っすか?」
「そ。修平くんもさっき言ってたように、さすがに過去に辛い思いをしている真雪ちゃんをそんな目に遭わせるのは僕にも許せなかったし。でもネタとして言うだけ言ってみたんだ」
「あたしもね、今まで『Chocolate Time』に登場したことのない人に、しかもレイプされるのは絶対いやだったけど、せっかくの読者のリクエストも無碍にできないし……」
「別に断っても良かったんだけどさ、」神父尊が言った。「一旦立ち消えになったこの企画、数日後に真雪ちゃんと龍くんがアイデアを持って来てね」
「龍が変装して真雪をレイプするってシチュエーションっすか?」
「そ」
「確かにそれだったら真雪も全然大丈夫だな。中出しも龍だったらOKだし」

「あたし、ドラマの最中に何度も『龍』って叫びそうになったよ」
「だろうな。それに、おまえ、本当にレイプされてるんなら、自分からもっとやって、なんて言うわけねえかんな」
「えへへ……やっぱりばれてた?」
「いや、ばれちゃいねえし、俺もまんまと騙されちまったけどよ、よくよく考えたら真雪があんなに淫乱なわけねえからな。親しくもねえ男を自分から求めるなんてこと、絶対しねえだろ」
「うん。百lしない。でもさ、いくら変装してても目の前に全裸の龍が乗っかってるんだもん。あたしいつものように求めたくなっちゃって……」
「芝居にならねえだろ、それじゃ」
「龍に口を塞がれてから、もう龍の身体が欲しくて欲しくて堪らなくなっちゃって……」
「まったく……」

 龍が満足したようにカップを口から離して言った。
「ところでさ、修平さんはどう思う? こんな俺の姿」
「違和感ありありだ。元に戻せ」
「だめかー」
「真雪ちゃんはどうなの? 龍くんのこんな姿」神父尊が訊いた。
「あたしは平気です。龍は龍だから」
「なるほどね」
「で、龍はかなり無理してたんじゃねえの? あの演技」
「うん。俺、最初は全く乗り気じゃなかった。芝居とは言え、真雪に乱暴するのはすっごく抵抗があったしね。しかもびんたしたり最後はぶっかけたりしなきゃいけなかったし……」
 修平は眉尻を下げた。「おまえぶっかけんの極度に嫌ってっかんな。でもだったらなんであんなことやったんだよ?」
「あのシナリオは全部真雪が書いたんだ」
「ほんとか?」
「うん」
 修平は呆れたように目を見開き、身を乗り出した。「激しすぎだろ。って、真雪、おまえあんなことされたいって思ってたのかよ」
「もちろん龍限定でね。だって、龍、優しすぎてあんなこと絶対やってくれないし。あたし、時々刺激が欲しいな、って思ったりもしてたから丁度良かったかも」
「あんなこと言ってっぞ、龍」修平は龍に目を向けた。
 龍は軽く肩をすくめてまたカップを口に持っていった。


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