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家族
【獣姦 官能小説】

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L妊娠-1

「ごほッ……げほッ……ふう…ふう……」

急に目眩がして、私は胃の中のモノをすべてトイレに嘔吐してしました。胃の中を空にすると、症状も和らぎます。落ち着きを取り戻した私は自分の体に起こったことを理解しました。

私は夫と露美を連れて、純子さんのいる病院に向かいました。

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「お腹の赤ちゃん、元気?」
「ええ、元気よ。元気過ぎて、痛いくらい。ほら?」

私は服を捲って露美の手を直接お腹に当てると、それを合図にして、私の膨らんだお腹の表面が膨らんだりへこんだりしました。

「うわッ!動いた!すごい!」
「そんなに驚かなくてもいいのよ。さっきから、ずっと動いてるのよ、ふふふ!」

露美の大げさな驚き方に私は思わず笑ってしまいました。

私のお腹の中で愛する夫の子どもが動いている実感と我が子が順調に育っているのを直接子宮で感じる感覚。絶え間なく訪れるこの実感と感覚が、私に幸福を運んで来てくれます。

妊娠が発覚してからしばらくの間はつわりが続き、体調がよくありませんでした。しかし、二週間もすると、身体も落ち着き、気が付くとつわりも収まっていました。

女性の身体はすごく不思議です。つわりが収まり体調が良くなってくると身体の奥底から母性が湧き出してくるのです。そして、お腹が膨らみ、乳房の張りも増していくに連れ、次第に私の身体が赤ちゃんを産み育てるための身体に変化していきます。

湧き出す母性と赤ちゃんを産み育てるための『体の変化』が私を変えていきます。身籠った愛する夫の子犬を出産するためにも、今はもう悩んでいる場合ではないのです。

私は一度流産しています。産まれることの出来たなかった子犬のためにも、今はただこのお腹にいる赤ちゃんをひとつの命としてこの世界に産み落とすことに集中しなければいけないのです。


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