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THE 変人
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再出発-7

 有樹は瀬奈の腰をガッチリと掴みながら夢中でセックスに興じた。着衣感に興奮する有樹。特に優等生タイプの瀬奈が着衣状態で乱れる姿が好きなのだ。
 (瀬奈のアナル…)
丸見えの瀬奈のアナル。見られて恥ずかしい場所を見る興奮。有樹はますます燃えるのだ。
 「ハァハァ、瀬奈…!」
片脚を机にかけさせる。
 「ああん!」
挿入角度が変わり新たな快感に襲われる。そして有樹の右手が回されクリトリスを刺激し始めた。膝がガクガクするような快感に悶える瀬奈。
 「ああん!ダメ…、ああん…!」
戸惑いがちであった愛液が防波堤を乗り越え一気に溢れ出す。同時にペニスに掻き回される卑猥な音が響いた。
 「瀬奈…!」
有樹は挿入したまま背後から瀬奈を抱き壁際に向かう。そして上体を倒させ肘から上を壁に手をつかせる。そして股を極限まで開かせ犯し始めた。
 「ああ…最高!」
はしたない姿の瀬奈にますます興奮する。テンポ良く挿入しながら尻、腰、胸に手を這わせて瀬奈の体の感触を確かめる。
 (俺の妻だ…。俺がしたい事を自由に出来る体…。発狂さえしなきゃいい女なんだよな…。)
失踪を経てあの病気が治っている事を願う。瀬奈がどれ程その病気と立ち向かい、そして苦しんでいたのかなど分からない有樹。瀬奈の病気が発症する理由も知りながら優衣との浮気を止められない有樹とは、初めから上手くやり直せる訳がないのは分かっていた。しかし瀬奈は海斗や幸代、そして自分に優しくしてくれた人らの為にこの選択をしたのだ。自分でもそう簡単に有樹を愛し直せる事は相当困難だと言う事は知っていた。瀬奈は戦っているのだ。
 自分の元へ帰って来て、また一からやり直そうとしていると思い込んでいる有樹は自分の妻の肉体で忘れかけた快感を思い出そうとひたすらセックスに励んだ。様々な体位で妻の体で興奮を高めると、最後は中出しを強要した。
 「まだ中はダメ…」
瀬奈は拒んだ。このような状態での妊娠だけは避けたかった。当然有樹の子供を産む勇気はなかったからだ。中出しを拒まれた有樹は瀬奈の顔にたっぷりと精子をかけた。自分の体液に汚れた顔を見るのも興奮する。ペニスから滲む精子を丁寧に吸い、自分の愛液でベトベトになったペニスを舐める瀬奈の姿もいい。行為が終わると床に倒れ込んだ瀬奈を抱きしめる。
 「もうどこにも行かないでくれよな?」
 「うん…」
そう答えた瀬奈だが、海斗から与えて貰った愛情を知ってしまった瀬奈にとって、自分よがりのセックスを終え、冷たい床の上で安っぽい愛情さえも口にしない有樹に一体何を思ったのであろうか…。


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