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主婦亜沙美の生活 2nd season
【熟女/人妻 官能小説】

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恋愛-4

お花見の会は、はじめは探り探りの会話で始まった会も時間が経過すると次第に打ち解け、更に時間が経過すると予想通り、美紀の独壇場になった。

高杉は運転があるので乾杯以降、ウーロン茶を飲み、良樹は元々飲めないのか、ずっとウーロン茶で通した。
私は飲めないこともないが、高杉に付き合い、ウーロン茶にした。

そんな中、美紀は持ってきたビールやチューハイを一人で平らげ、口は饒舌になり、ほぼ3時間ずっと喋りっ放しだった。


私がトイレに行こうと立ちあがると高杉が

「どうかした?」

「うん、ちょっとお手洗いに」

「一緒に行こうか?」

私が答える前に美紀が代りに応えた。

「ほら、あなたが行きなさいよ」

不意を突かれた良樹は

「おれ?…」

「いいよ。僕が行くよ」

応える高杉を制するように美紀が続ける。

「いいのよ、亮さんは。ほら!あなた早くいきなさいよ」

しぶしぶ立ち上がった良樹は私の後を付いて来た。


「すみません」

私が言うと良樹が

「いえいえ、こちらこそ、色々申し訳ないです…」

その後も良樹は何度も私に謝った。

トイレに着いたので私は良樹に

「込んでるようなので先に戻っておいて下さいね」

すると良樹は指を2本差し出しながら

「一本吸ってるんで後藤さんこそ、お先にどうぞ」


トイレから出ると良樹の姿はなく、私は一人で戻った。

美紀と高杉を遠目に見えるくらいに戻ってみると、二人が何やら言い争っていた。

「ねぇ…どうして今日、後藤亜沙美を誘ったの?」

「どうしてって言われてもなぁ…」

「2人でこそこそ会ってるんでしょう?」

美紀はなかなか鋭かった。

「そんなことないさ」

「うそ。でもダメよ。亮は私のものなんだから!」

「もう俺たちは終わったんだよ。そういう言い方よしてくれ」

「何よ!半年会ってないくらい。普通よ!
ねぇ、また、前みたいに仲良くしましょうよ」

酔った美紀は感情の起伏が激しく、激高した後、急に猫なで声で高杉に甘えた。

「だから…」

「まだ亮のことが好きなの!愛してるの!
それに後藤亜沙美だけは絶対にダメだからね!
絶対に許さない!」

どうして美紀がこんなに私を毛嫌いするのか分からなかった。

「もう止してくれよ。
それにそろそろ二人が戻ってくるから」

「いいの。あんな二人は帰ってこなければいいのに〜」

会話上、戻り時と思い、わざと明るい表情で戻ると、私を見つけた高杉は声を掛けた。

「おかえり〜」

美紀は私に厳しい敵意に満ちた視線を投げかけた。


その後、気まずい雰囲気が流れる中、会は終了した。

「じゃ、後をお願いね。行きましょう!」

美紀は高杉の腕を取り、先に車に向かっていった。

私を気にする高杉の視線を遮るように。

残された良樹は当然というように片付け始めた。

私も手伝うと

「…すみません…いつも…」

その後、良樹は黙り込み、私もそれ以上話さなかった。


一通り、片付け終わって車に戻ると車内の美紀と高杉が言い争うように見えた。

高杉は私と良樹を見つけ、車を降り、声を掛けてきた。

「ご苦労様。ごめんな。先に行って」

「いつものことですよ」

苦笑いしながら返事をする良樹を見た後、高杉は続けた。

「じゃ、そろそろ帰ろうか」


何を言い争ってたかはわからないが、気まずいまま、車は出発し、一番近い、美紀と良樹が降りて行った。

美紀は別れの言葉をいう私を無視し、その代わりにずっと睨んだままだった。


車内で高杉と二人っきりになってようやく車内に和やかな雰囲気が満ちてきた

「お疲れ様でした」先に高杉が口を開いた

「いえいえ。ビール飲んでたけど運転大丈夫ですか?」

「うん、全く問題ないですよ」

私たちは敢えて美紀との会話を詮索せずに会話するとすぐに先日、待ち合わせたコンビニの駐車場に着いた。

コンビニの駐車場には今日も車が止まってなかった。

「今日は散々でしたね」苦笑いしながら高杉は言った。

「いい経験になりました」私も苦笑いしながら答える。

「それってこの前の映画でも言ってましたよね。ハハハ」シニカルさのない笑いを浮かべた高杉が言った。

「そうでしたっけ?フフフ」意地悪に笑う私がいた。

「そうですよ。忘れたの?」

「忘れちゃった〜」

「じゃ、これは忘れたんですか?」

高杉の顔がゆっくりと私に近付き、少しビールの匂いを漂わせながら唇を奪った。

今日のキスは唇を重ねるだけでは終わらなかった。

高杉の舌は私の唇の間を侵入した。

私も舌を絡める。

夢中で舌を絡めていると、高杉の右手が私のパーカーのジッパーを下してカットソーの上から小ぶりの乳房を愛撫し始めた。

舌を絡め、愛撫されていると、不意に私に敵意に満ちた視線を送る美紀の顔が浮かんだ。

その拍子に私は高杉を押し返し、身体を離した。

高杉は驚いた表情を浮かべながら

「どうしたの?」

「やっぱりダメ…美紀さんに悪いわぁ…ごめんなさい」

私は無意識に呟き、逃げるように車から出た。


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