そして-2
寝室のドアは閉まっておらず、階下で耳にした時よりも鮮明に万里の甘えた声が聞こえました。
おそるおそる寝室の中を覗くと、万里と竿田はベッドの上で寝転がり、抱き合っていました。竿田はいつのまにか、万里と同じく全裸になっていました。
男は万里の華奢な身体を抱きしめたまま、肩にキスしたり、のど元に唇を押しつけています。万里はまた鼻にかかった笑い声をあげ、竿田の広い背中に腕を回しています。
しばらく、ベッドの上でもつれあっていた二人ですが、竿田が身を起こし、ベッドから降りました。その時、千亜希の目に、異性の股間が映りました。下腹部の陰毛、そして、その下のペニスが見えました。生まれて初めて目にする男性の性器。
「ひっ…………」
千亜希は、自分の喉から妙な音が出たことに気づきませんでした。その音でこちらを見たのは万里と竿田です。
「やあ。千亜希ちゃん。……そんなところで固まっていないで、入っておいで」
竿田が笑みを浮かべます。万里も笑顔でベッドから手招きします。それでも動けないでいる千亜希に向かって竿田が歩み寄りました。その股間で、弛緩したペニスが揺れます。色素の沈着した肉のかたまりが揺れます。
また声を呑んでいる千亜希の腕を取り、竿田は寝室へ彼女を入れました。そして、壁際に置かれた大きめのクッションに千亜希を座らせると、また、ベッドに乗って仰向けに寝転がりました。
「万里ちゃん。さっきは千亜希ちゃんにクンニリングスを見てもらったから、今度はフェラチオを見てもらおう」
竿田にそう言われた万里は、フフフと笑って四つんばいで男に近づきました。そして、69という数字を横に倒した格好で上になると、臆することなくペニスを片手でつかみました。
少し手でシコシコとやってから、おもむろにペニスをくわえる万里。
『うっわあ、いやらしい……』
目を丸くする12歳の前で、14歳は美味しそうにペニスをチュウチュウ吸っています。男の性器を口に入れるということだけでも驚きなのに、嬉しそうに目を細めて吸っているのです。
千亜希は体育座りで膝をきつく抱え、顎をグッと引いて万里の痴態を見ていました。
時々、万里がこちらに視線を向けますが、そのたびに目をそらす千亜希でした。
「ペニスが勃起する」ということは保健の時間に習った千亜希でしたが、それを生で目にすることになろうとは思ってもいませんでした。でも、2メートルと離れていないベッドの上で、今、まさに、ペニスが大きく、赤黒く勃起しているのでした。しかも、万里の唾液に濡れて、テラテラと光っています。
執拗にくわえていた万里の口がペニスから離れると、その全容が見えました。先っぽがくすんだ赤紫色で、プックリ膨らんでいます。胴の部分には木の根のような血管が走っています。グロテスクなのに、妙に心そそるものがあります。
そんな勃起ペニスを、万里はのど奥いっぱいまで呑み込み、少し涙目になりながらも、瞳は笑みを湛えているのでした。
万里はしつこく、ねちっこくフェラチオを続けていましたが、ようやくおしゃぶりに満足したのか、もしくは顎が疲れたのか、口からペニスを解放してあげました。唾液まみれの肉竿は亀頭がパンパンに張って、もう、完全な臨戦態勢です。
竿田はベッド横のサイドテーブルから小さな箱を取り上げ、何やら取り出していましたが、見ていると、やがて、勃起ペニスが透明なもので覆われました。あとで聞いたのですが、あれがコンドームというものでした。
「さあ、万里ちゃん。乗っかってきて。……この前やったように」
竿田に促され、万里がベッドの上で立ち上がり、ねそべる男の上に対面する形でまたがりました。中腰になり、片手で肉竿をつかむと、腰を沈めながら先端をアソコにあてがいます。まだ脂の乗りきらない、若さ溢れる尻がゆっくりと沈みます。亀頭が秘裂に密着します。そして、めり込みます。
『あんなに太いのが……本当に入るものなの?』
膝をかかえる千亜希の腕に力が籠もります。そんな12歳の目の前で、隆々たるペニスは、徐々に14歳の秘口へとめり込んでいきました。
「ああうっ…………」
万里から切迫した声が漏れます。そして、長い肉竿の半分ほどが入って、若い尻の沈み込みはいったん止まりました。小さな膣口が怒張を頬張り、テンションがマックスになっています。
『痛くないのかしら……万里ちゃん』
千亜希の心配をよそに、万里の秘口はまた、ペニスの呑み込みを再開しました。そして、ついには、八割方、太長いものを収めてしまったのです。