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浅くゆるやかに
【若奥さん 官能小説】

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浅くゆるやかに-8

ソファーの背もたれに頬をつけて身を委ねる・・・
いまオナラが出たら笑えるだろうか?
指先で「ATUKO」となどってみた。
クスリと肩を揺らして、その唇の緩みを背中で隠している。

夫はそこを拡げて一生懸命舐めたり、指でほぐしたりしているけど、そう簡単には受け付けないものだった。
確かに気恥ずかしいものはある。だけどゾクリとして、案外これがクセになる。
何度か試してみるものの、結局はどうにも思うようにはいかないものだった。

今夜のところは断念して、今度は私が上に跨ってみせた。


どこまで深く挿入できるか自分で試してみた。
膣を貫いて子宮にあたるぐらいにまで鎮めてみたけど、わりと平気そうに感じる。
膣壁にぴしゃりと射精を感じたのは、なかなか感動的なシーンだった。
かなりの量が出ているのだろう漏れてアソコがぐちゅぐちゅになっている。

両方の乳首を触らせて私はその二の腕にしっかりと掴まる。

「今度さぁ・・・ビデオ撮ってみない?」

「どうすんだよ、そんなの?」

「いいじゃない、記録になるしさ・・・」

「何の記録?」

「うん・・・私たちの。家族の記録。」

「子供が見たらどうするの?」


思えばタネつけされた時にはビクンビクンと注がれるのは感じたけど、射精の瞬間などは膣口でなければ味わえないのだろう。
だけど、あの時に私はこの人の妻になったんだなぁ・・・って実感した事をいま思い出した。
私はこの時、結構本気でビデオの事を考えてた。
だって、あなたが生まれる直前までママたちは愛し合ってたのよって・・・結構、素敵な事じゃないだろうか?
それと早く産んでしまって、ちゃんとセックスがしたいとも思った。

「教えてあげればいいのよ。いつか、子供ができた時にはこうやってエッチするのよって・・・」



おなかを擦りながら、したたり落ちてくる精液をティッシュで拭う。
やはりちょっと拡がったような気がしないでもない・・・
まんじり見つめて白濁した粘液をぺろりと舐めてみた。
そして私は思う。
発情するのは妊娠によるホルモンの影響だろうか?
それとも解禁されたらこれ以上にまた欲しくなるのだろうか?
もともと私はスケベな女なのだ。それは認める。

だけど、きっとまたすぐに妊婦にされてしまうのでは、それはそれでたまったものではないだろう。
いがらっぽい精液の味を噛みしめながら、そんな事を思う私はいったいどんな顔をしていたのだろうかと後から思ったりした夜だった。

ー完ー


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