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明日来るかわからない世界
【ホラー 官能小説】

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交わり-1

頭がズキズキする。
ここはどこだ?
下の方がやけに生温かい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・ちゅぽ・・・・じゅぽ・・・・・・・。
いやな予感がする・・・・・・。
セリナだ。

セリナ・・・・・・。
あ! ゆうくん! 起きたんだ?!
ねえ、気持ちいでしょ? ゆうくん寝てる間、射精しっぱなしだったんだよ? ふふ。
これで5回目だね! びゅるる 

あ!

そんな顔隠さないでよ ふふ。
そんな恥ずかしがり屋の優君も好きだよ。
ああ。・・・・
そうだ。思い出した。俺は、あの後、後ろから誰かに殴られた。そして気を失ったんだ。

セリナ何でこんなことをするんだ?
俺は、お前のことを考えて・・・

嘘だよ、ゆうくん。 嘘ついちゃダメ ふふ。
俺は嘘なんか・・・。

ついてない?

本当にそんなことを思ってるの?

ああ!

・・・・・・・・。

ふふふふふふふ
くひ
ひひひひひひひひひひひひひ
だめだよお ゆう 
そんなこと言って ごまかしたって 私にはわかるもの。
ゆうは、そうはいうけれど 私から離れようとしてる。逃れようとしてる。
こんな安全な場所から逃げ出す?
私を連れて? ふふふふ
そうはいかない。 ゆうくんは、あの女の事が、気になってしょうがないんでしょ?

・・・・そうだ。俺は心のどこかで黒髪の彼女のことが忘れられないでいる。
一目ぼれだったのだ。自分の命を投げ出してもかまわない。そうとっさに思えるほどに。
だからかばった。噛まれた。・・・・・・・・・・・・・・・・。

そうかもしれない・・・・。 けどな俺はセリナのことだって大切に思ってる。
守ってやりたい。・・・・・。

やっぱり私は、あの女が許せないわ。
ゆうくん、ショッピングモールの中でも、改装中だったところ、人はまず誰も来ない。
幸い、頑丈な扉もここにはある。セキュリティ式で暗証番号を入力しないと入ることさえできない。
何で私は入ったり出たりできるかって? それはね・・。
ここは、私が経営していた店の跡。私ここから追い出されたのよ。
花が大好きだった。お客さんも喜んでくれた。なのに・・・・。
私には、もう ゆうしかいないの!! ゆうまで私から離れていったら・・・うぅう。

・・・・・・。俺は最低だ。セリナの事を、何もわかっちゃいなかった。彼女を傷つけた。
セリナ・・・ごめん。 俺が悪かった。大丈夫だ。離れない。離れるもんか。ギュッ

ゆう・・・・。うぅう

いま縛ってるものを外すね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それから、俺はセリナとここに残ることを決めた。
だがそれは、大きな間違いだと後から気づくことになる・・・・・。

                                                        第1章 感染 END


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