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ちあき肉おどる
【ロリ 官能小説】

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はじまり-1

 九十九千亜希(つくもちあき)は、春休みが終わると、小学校六年生になる女の子です。

 身長は160センチと、この年齢の女子としては背が高く、肉付きもよくて、少しぽっちゃりタイプ。もともと発育がよいのに加え、最近は胸がふくらんできて、ブラジャーも1ランク、サイズの大きいものに変えていました。

 体格のいい千亜希は、ランドセルを背負っていなければ、小学生だと思われないことがしばしばあります。以前も、学校の廊下で父兄から教師と間違われたことがありましたし、ランドセルを背負っている時でさえ、小学生のコスプレをしている女性だと思われたことがありました。でも、近づいて顔を見ると、12歳の少女ならではの初々しさが溢れており、色気はまだ、ほんのひと刷毛程度のものでした。


 千亜希は、春休みの間、従姉妹の三九二万里(みくにまり)の家に泊まりがけで遊びにきていました。万里は千亜希よりも二歳おねえさんで、四月には中学校二年生になります。でも、スリムな身体で、身長も150センチと、おちびさんだったので、二人並ぶと、千亜希のほうがおねえさんに見られるのが普通でした。
 でも、勉強や世間のことに関しては、さすがに万里のほうが知識が広く、千亜希は色々なことを従姉妹から学んでいるのでした。
 10歳で初潮を迎えていた千亜希は、どのメーカーの生理用品がいいかを万里にきいたり、生えはじめた脇毛の処理のしかたなども尋ねていました。

 そして、今日、千亜希は万里から、とんでもない知識を得てしまいました。それは「オナニー」に関しての知識でした。ぼんやりとは知っていましたが、くわしく知るのは初めてでした。
 万里は一年ほど前からオナニーを覚えたそうで、時々、夜、ベッドの中で「オナる」ことがあるそうです。そのやりかたを耳にした時、千亜希は思わず顔が赤くなってしまいました。

 翌日、千亜希は万里から、さらにとんでもないことを聞かされました。なんと、万里はすでに処女ではなくなっていたというのです。

「あ……、相手はだれ?」

千亜希の問いに、万里は声をひそめて言いました。

「だれにもしゃべっちゃだめよ」

「うん……だれにも言わないよ」

「相手はねえ……、二件となりのおじさん」

「おじさん?」

「うん。早期定年とかで会社を辞めた五十代後半のおじさん」

「なんで、そんなおじさんと?」

目をまるくする千亜希に、万里はひそひそ声で、いきさつを語りました。

 竿田というその初老の男性は趣味で油絵を描いており、ひょんなことから万里が絵のモデルになりました。
 はじめのうちは着衣でのモデルでしたが、やがて、下着姿となり、ついにはヌードでの被写体となったのでした。
 万里は自分の裸体を賞賛されながらモデルを勤めているうちに、竿田の視線を浴びることに妙な興奮を覚えるようになりました。
 そして、ある日、万里は竿田に唇を許しました。翌日は身体をあちこち触られました。そして次に会った時、抱かれてしまったというのです。

「しょ……処女でなくなる時、痛くなかった?」

千亜希の問いに、痛かったけど、二回目からはそうでもなかったと万里は答えました。

「……もう、何回もしているの?」

万里は視線をそらしながらうなずき、うっすらと赤面しました。

「家の人には気づかれていない?」

「竿田さんは奥さんを亡くして一人暮らしなの」

「万里ちゃんの親にはバレてない? ってきいてるの」

「だいじょうぶ。私はただの絵のモデル。……あ、少し違う。最近は私が絵を習っていることになってるんだ」

「ふーーん……」

千亜希は、従姉妹の身体をあらためて眺めまわしました。スリムだけれど丸みのあるボディー。男の唇に接したことのある紅いリップ。男に触られたことのある膨らみかけた胸。男にタッチされたことのあるお尻。そして、男を受け入れたことのあるアソコ……。千亜希自身の身体……大人とも間違われることのある立派な体格なのに、本当は男の吐息さえ感じたことのない初心(うぶ)な身体……、それとはかけ離れた万里の肢体でした。

「千亜希ちゃんはエッチに興味ある?」

「エッチ?……」

「セックスに興味ある?」

万里に聞かれて千亜希は口ごもりました。興味がないといえばウソになるし、あると答えるのもためらいがありました。うつむく千亜希に、万里は顔を近づけ、囁きました。

「いきなりセックスというのもなんだから……、オナニーをしてみない?」

万里は禁断の木の実を食べるようにそそのかす蛇と化しました。
 その日、千亜希は自分の手で自分の胸を揉み、自らの指で自らのアソコをくすぐるという行為に初めて臨みました。万里の手ほどきを受けながら。


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