接して漏らさず-7
8.
胸の下でよがり悶える絵津子を、ひしと抱きこんだ。絵津子が良夫の胸に噛み付く。
「可愛い、絵津子、君はなんて可愛いんだ。僕の子種をおマンコの底まで、子宮の奥まで」
良夫は、絵津子と股間をぴっしりと張り付くまで合わせた。クリトリスに恥骨を被せ、肉棒をこれ以上入らない所まで思い切り突き立てると、腰を合わせたまま体を震わせた。
びゅーっ
良夫の淫嚢にきゅっと軽い筋肉痛が走り、肉棒がのた打つと、鈴口から、精液がしたたかに迸る。
「死ぬ、しぬ、ああああぁぁ、しぬうぅぅ」
「一緒に死のう、一緒に、おマンコしたまま、死ぬまで絵津子のおマンコに入れたまま」
びゅーっびゅーっ
二度三度と、肉棒が波を打った。絵津子の膣に包まれた良夫のモノが脈を打って跳ね返り、子宮に熱い飛沫が打ちあたると、絵津子の臍の下から脳天に稲妻が走って、頭の中が真っ白になった。
ヒクヒクと疼きがペニスの中を往復するうちに、肉棒が萎えていく。
良夫は、絵津子に重なったままの姿勢で余韻を楽しんだ。
絵津子も、良夫の下で、ぐったりと力を抜いている。
良夫は、そっと唇を絵津子の唇に触れた。
「重くないかい」
「大丈夫よ」
「好かった、最高によかった」
「2回目がすごく好かった。何回も何回も。あたしきっと妊娠したわ」
良夫の胸の下で、触れ合う唇の隙間から、絵津子が言う。
良夫は、乳房を自分の胸で軽く揺すって愛撫し、絵津子の舌に自分の舌を差し込む。絡む絵津子の舌から引き抜く。
「生んでくれるの、僕の子供」
「生むわよ」
良夫は、萎えたまま嵌っているペニスを、腰を使って押し込んだ。ジュンと疼きが起こって、愛液で滑った膣の中で肉棒が再び膨らむ気配を見せる。
「惚れた女に自分の子供を生んでもらうのは、男の幸せさ。何人ぐらい生めるかなあ」
「そうね、5人位」
「10人でもいいよ」
「いいわよ、生むわよ」
「絵津子さん、僕は君に惚れ直したよ」
「あたし、しあわせです」
娘親子は別に住んでいる絵津子は一人暮らしなので、良夫は気軽に訪れた。
絵津子も良夫も後期高齢者なので、世間的には茶飲み友達。
セックスに飢えていた二人は、週1−2度の割合で絵津子の家でベッドを共にした。
良夫の体調により、一回で同時頂上に達する日もあれば、射精に達しないまま、絵津子だけが二度三度と達して終わる日もあった。